昨日はキャン先生のお言葉拝聴の日であった。
「今日は少し血圧が高いですね。薬は飲んでますか?」
「薬は飲んでいるんですが、ちょっとこの3日ばかりひどい下痢が続いて、そのせいかもしれません。整腸剤だけを飲んでいるのですが。」
事実この3日間、プリンとわずかな食事だけでこの状態を耐えているのである。きっとそのせいで血圧が若干高いに違いないと自己診断する。
「そうですか。それではベッドに横になってください。」
おなかの触診をしながら、聴診器をおなかに当てて音などを聞いている。
「今日もひどいですか?」
「よくはなってきています。」(正直に言う。といっても一日6回くらいに減っているだけである。)
再びキャン先生の前に座る。
「まあ、このまま良くなると思うから、家にある整腸剤、そのまま飲んでいてください。口から水飲めるでしょう?ということは点滴もいらないし。こういうのはひどい下痢とはいえません。」
ピシっとお言葉をきめられたのだった。直球が内角低めに決まって、もう手も足もでない感じである。
「はあ・・・」
「じゃあ、お大事に。」
3日も苦しんでいるんだから、同情くらいしろ!なんていえるわけがない。だいたいキャン先生にこういう言葉が通用するはずがない。
「ありがとうございました」(なぜか、病院ではお金を払う側がお礼をいう。)
と言って部屋を出た。
家に帰ってかみさんに「キャン先生、薬くれなかった・・・」とぼやいた。まあ、いい主治医はやたらと薬は出さないものだ。それにしてもキャン先生は常にクールである。そのクールさは、まさにブラックジャックなみである。表情一つ変えずに淡々と話すのであるから。結局、今回もありがたーいキャン先生のお言葉を賜わったのだった。ちなみに次回のお言葉拝聴のための予約は1月である。
「今日は少し血圧が高いですね。薬は飲んでますか?」
「薬は飲んでいるんですが、ちょっとこの3日ばかりひどい下痢が続いて、そのせいかもしれません。整腸剤だけを飲んでいるのですが。」
事実この3日間、プリンとわずかな食事だけでこの状態を耐えているのである。きっとそのせいで血圧が若干高いに違いないと自己診断する。
「そうですか。それではベッドに横になってください。」
おなかの触診をしながら、聴診器をおなかに当てて音などを聞いている。
「今日もひどいですか?」
「よくはなってきています。」(正直に言う。といっても一日6回くらいに減っているだけである。)
再びキャン先生の前に座る。
「まあ、このまま良くなると思うから、家にある整腸剤、そのまま飲んでいてください。口から水飲めるでしょう?ということは点滴もいらないし。こういうのはひどい下痢とはいえません。」
ピシっとお言葉をきめられたのだった。直球が内角低めに決まって、もう手も足もでない感じである。
「はあ・・・」
「じゃあ、お大事に。」
3日も苦しんでいるんだから、同情くらいしろ!なんていえるわけがない。だいたいキャン先生にこういう言葉が通用するはずがない。
「ありがとうございました」(なぜか、病院ではお金を払う側がお礼をいう。)
と言って部屋を出た。
家に帰ってかみさんに「キャン先生、薬くれなかった・・・」とぼやいた。まあ、いい主治医はやたらと薬は出さないものだ。それにしてもキャン先生は常にクールである。そのクールさは、まさにブラックジャックなみである。表情一つ変えずに淡々と話すのであるから。結局、今回もありがたーいキャン先生のお言葉を賜わったのだった。ちなみに次回のお言葉拝聴のための予約は1月である。