DL7BOによるZ22Oというコールサインでのアフリカ・ジンバブエへのDXペディションが2月上旬から開始されました。しかし、最初の頃は信号が弱いのと専らヨーロッパに合わせたバンドと時間帯にオンエアしているようで、中々QSOできませんでした。DXCC(Mix)では、80/40/30/20mの各バンドで既にコンファームできいるため、ハイバンドのコンディションが良くなりかけた今時期には、是非17/15/12/10mバンドでQSOしたいと思っていました。
幸い、近頃は寒い日が多く、無線小屋に籠る日が続いているので、ハイバンドの回線信頼度が高くなる午後の時間帯は、DXクラスタを見て、どのバンドに出ているのかチェックしながら、FT8モードでワッチを続けていました。12日には17mバンドのロングパス(アンテナは北米方向)が開けてQSOでき、14日に15mのショートパスでやっと信号が見えてQSOできました。15日の朝方、40mバンドでQRMの中、比較的強く入感していたのでQSOできました。16日(昨日)朝も40mで見かけましたが、QSO済みなのでパスして、午後4時頃からアンテナをショートパスに向けてワッチしていたところ、10mバンドで徐々に信号が強くなりやっとデコードできるようになったので呼び始めたところ、10回目でコールバックがありQSO成立です!ホットして、DXクラスタに目を遣ると12mバンドにも出ているというので、QSYするとコールサインが確認できました。他のバンドのこれまでのQSOとは違い、どうもF/Hで運用しているように見えたので、F/Hにセットして呼んだところ3回目でコールバックがありました。
DXペディションが始まっても、なかなか巡り合わなかったので、諦めかけていましたが、4バンドでニューをゲットできました。
今回のDXペディションは小規模な(少人数による)ものでしたが、DL7BOは2台のリグとパソコンを使って、コンテストのようにSO2R(Single Operator 2 Radio)で運用していたと思われます。FT8なら同時に送信することも可能ですし、同じピリオドで送信すれば、もう一台のリグに回り込むこともなく、フィルターなどの設備も不要なのだろうと思います。彼のDXハンターへのサービス精神に感謝します。