この両教授は同じバラエティー番組に出演しているので、ご存じのかたも多かろう。
武田教授の地球温暖化論への反駁は、読んでいてスカッとする。語り口や論理のもって行き方も上手いし、面白い。(『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』洋泉社、2008)。
最近は原発事故についてブログで発言し続けている。一日40万件のアクセスがあるから、その影響力は計り知れない。私もこのブログを見てみたが、とても分かりやすい。
池田教授のことは、もっと前から知っている。生物学者だが、生命について深い考察を行う人なので注目していた。(例えば『生命の形式』哲学書房、2002)。彼の論考は「存在論」や「認識論」にまで踏み込んでいる。
池田教授は最近、軽い文章を週刊新潮に載せている。世の常識に思わぬ方向からズバッと切り込むのは、彼の昔からのスタイルで、私好みである。
両教授とも私は好きだが、どちらがより好きかあえて述べれば、池田教授ということになるだろう。
常識批判をしても池田教授の場合、深いのだ。武田教授には池田教授ほどの深みがない。
だから、武田教授はバラエティー番組に向いているけれども、池田教授は向いていない。彼の真骨頂である深さは、バラエティー番組の限られた時間では表現できない。池田教授はバラエティー番組ではなく、あくまでも著作で意見陳述するべきだろう。
浅はかなタレントがギャーギャー言っている中で、存在論も認識論も打ち消されてしまう。池田教授はバラエティー番組を降りたほうがよいと思う。
(両教授は姓名が似ているから混同されやすい。両教授の区別がつかない人は軽く読み飛ばしてください。)
武田教授の地球温暖化論への反駁は、読んでいてスカッとする。語り口や論理のもって行き方も上手いし、面白い。(『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』洋泉社、2008)。
最近は原発事故についてブログで発言し続けている。一日40万件のアクセスがあるから、その影響力は計り知れない。私もこのブログを見てみたが、とても分かりやすい。
池田教授のことは、もっと前から知っている。生物学者だが、生命について深い考察を行う人なので注目していた。(例えば『生命の形式』哲学書房、2002)。彼の論考は「存在論」や「認識論」にまで踏み込んでいる。
池田教授は最近、軽い文章を週刊新潮に載せている。世の常識に思わぬ方向からズバッと切り込むのは、彼の昔からのスタイルで、私好みである。
両教授とも私は好きだが、どちらがより好きかあえて述べれば、池田教授ということになるだろう。
常識批判をしても池田教授の場合、深いのだ。武田教授には池田教授ほどの深みがない。
だから、武田教授はバラエティー番組に向いているけれども、池田教授は向いていない。彼の真骨頂である深さは、バラエティー番組の限られた時間では表現できない。池田教授はバラエティー番組ではなく、あくまでも著作で意見陳述するべきだろう。
浅はかなタレントがギャーギャー言っている中で、存在論も認識論も打ち消されてしまう。池田教授はバラエティー番組を降りたほうがよいと思う。
(両教授は姓名が似ているから混同されやすい。両教授の区別がつかない人は軽く読み飛ばしてください。)