院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

郵便小包と宅急便

2007-07-26 12:45:35 | Weblog
 昔は郵便小包は独占業務で、荷物の取り扱いがひどかった。

 郵便小包は、まず毛布で巻いてその上を糸が入った油紙で覆って、そこに6ヶ所ほど荷札をつけなければならなかった。

 それほど厳重に包装しても、届いた荷物はキズが付いていた。私は実家からハードカバーの大切な本を郵便小包で送ってもらったことがあるが、厳重な包装なのにハードカバーの端が曲がって届いた。

 よっぽど高いところか落としたか、故意にキズつけたとしか思えない、乱暴な取り扱いだった。以来、私は郵便小包を恨んでいる。とても、陶器なぞ送れるはずはなかった。

 そこに登場したのがクロネコヤマトの宅急便である。宅急便はバレンタインのチョコレートを壊さずに送ることができた。これには驚嘆した。

 ヤマト運輸は宅急便を実現するまで、郵政省との争いが熾烈だったという。でも、言うまでもなく消費者は宅急便を歓迎した。

 そうしたら、郵政省は「ゆうパック」とか言って、急にねこなで声で商品を売り出した。民間のマネを官がやったのである。

 でも、昔の恨みは消えはしない。私は「ゆうパック」を使わない。

 先年の郵政民営化路線にも、いちはやく賛成した次第である。

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