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院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

原子力発電所の熱排水

2007-08-26 08:50:55 | Weblog
 地球温暖化が本当に起こっているのかどうか、再三疑問を述べてきた。

 もし起こっているとして、それがCO2 のせいなのかどうかにも、疑義を呈してきた。

 だが、石油などの化石燃料は、もともとが太陽エネルギー由来である。太陽エネルギーを使用している限りは、まあ大丈夫だと思う。

 問題は、従来自然界に存在しないエネルギー、すなわち核エネルギーである。

 核エネルギーは自然のものではないから、確実に環境を破壊する。それなのに、核エネルギーについての危機感があまり感じられない。

 原子力発電所は熱排水を大量に出す。この熱は太陽エネルギーによらないものだから怖い。放射能漏れなんかよりも、よっぽど怖い。

 熱排水は沿岸の海水温を上げる。海水温が1度上がると、プランクトンを底辺とする沿岸の生態系に多大な変化が起きるという。われわれがよくお目にかかる魚や海草はすべて大陸棚にある。これらが多大な影響をこうむるだろう。

 やれ地球温暖化、やれCO2 削減と騒いでいるけれども、根拠の薄弱なものに大騒ぎして、もっと怖い核エネルギーのことを忘れている。

 頭隠して尻隠さずの感がある。