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院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

みたらし団子

2012-10-01 06:22:03 | 食べ物
 名古屋に越してきて、みたらし団子に初めて出会った。10円玉くらいの大きさの団子が5個串に刺してあって、甘い醤油だれがかけてある。けっこう、おいしいものだ。

 みたらし団子の語源は、1個食べておいしいと思って串を見たら4個残っている。つまり「見たらし四」という説があるがダジャレだろう。

 東京には塩団子というものがあった。みたらし団子より大ぶりで、これも甘い醤油だれがかかっている。この団子は4個が串に刺さっていた。

 みたらし団子のたれが蒲焼のたれのようにサラッとしているのに対して、塩団子のたには片栗粉が入っているかようにトロリとしている。

 幼少より食べてきたせいか、私はみたらし団子よりも塩団子のほうがおいしく感じる。もうかれこれ塩団子を食べていない。もしかしたらもう、よほど捜さなければ売っていないかもしれない。中部地方ではみたらし団子はどこででも売っている。

一泊二食付き旅館の料理

2012-08-24 06:18:09 | 食べ物
 一泊二食付きの旅館に泊まって感動したことがない。食事がおいしくないのだ。

 私が安い旅館ばかりに泊まるからだろうか?でも、高級旅館ではないにせよ、一泊2万円以下では普通の観光地では泊まれない。2万円のうち食事代はどれだけを占めているのだろうか?そこが不明朗である。

 いつぞや書いたが、旅館の夕食は量が多すぎる。10枚以上の皿でテーブルがいっぱいになる。品数は多いのだが、どれもおいしいものはない。山菜だとか柚子や鶏卵の滑ったの転んだのは、一見手が込んでいるけれども、必ずしもおいしくない。

 旅館もホテルのように、宿泊代と食事代を別にして欲しい。旅館の食事代はさほど高くはないはずだ。そこを曖昧にして高い値段を取るような商売は、今日び需要はない。

 今はどこの旅館も同じ方式をとっているから、カルテルみたいになっているが、宿泊代と食事代を別にするベンチャー旅館がすでに出てきている。それらは繁盛しているという。

 従来の一泊二食付き旅館方式は早晩駆逐されるだろう。

生野菜が好きでない

2012-08-22 05:44:38 | 食べ物
 私は生野菜のサラダが好きではない。なんだか馬草のような感じがする。

 最近はサラダバーなんていうのも出来て、日本の歴史上これほど生野菜を食べることはかつてなかった。

 生野菜のサラダは14世紀のイギリスに記録が残っているらしい。日本にサラダを持ち込んだのは進駐軍である。進駐軍は農薬で寄生虫を殺したから、ようやく安全な生野菜が食べられるようになった。

 日本人でサラダ好きの人は、それこそ馬のように生野菜を食べる。低カロリーでミネラル豊富だから、好んで食べるのだろう。

 しかし、それは一種の信仰である。わざわざ硬かったり青臭かったりする生野菜を無理に食べる必要はない。漬物や煮野菜で同じ栄養素が十分に摂れる。

 わたしは漬物や煮野菜のほうを好む。生野菜をバリバリと食べるのは、現在の流行に過ぎないことを知るべきである。

名古屋めし事始め

2012-08-19 00:24:26 | 食べ物
 19歳で名古屋に越して来たころ、私は痩せていて食欲がなく、酒は一滴も呑めなかった。

 昼飯がトースト一枚で済んでしまうほど食が細かった。酒が呑めない代わりに甘い物には目がなかった。名古屋で初めて小倉トーストに出会った。今でも名古屋の小倉トーストは、他地域の人に「トーストにあんこ?」と気味悪がられるが、私には違和感はなかった。

 喫茶店で好んで小倉トーストを食べた。それで一食分が済んでしまった。

 味噌煮込みうどんは、慣れるまでに数年を要した。うどんが硬く、最初は茹で方が足りないのかと思った。しかし、それが本来の味噌煮込みうどんだと分かってからは、こんなにおいしい物はないと思うようになった。赤い八丁味噌がよいのだ。古里の東京では赤味噌は使用しない。

 赤味噌のほうが白味噌よりおいしいと思ったから、名古屋の味噌カツも抵抗なく食べられた。ただし、食が細かった私は、よほど調子が良いときでないと味噌カツ定食を一人前は食べ切れなかった。

 最近、名古屋めしとして有名になった鶏の手羽先やあんかけスパゲティーは、まだ影も形もなかった遠い昔の話である。

ラーメンライス

2012-07-23 05:13:37 | 食べ物
 昔、ラーメンライスというセットメニューがあった。ラーメンライスとは、ラーメンとご飯が同時に出てきて、ラーメンをおかずにご飯をたべるという「食文化」である。

 ラーメンライスの食べ方には、いろいろと流儀があった。ラーメンの麺だけ先に食べて、後でラーメンのスープでご飯を食べるという方法。麺を飲み込むごとに、ご飯を少しづつ食べる方法など。

 ラーメンライスが流行ったころ、私は痩せていて食が細く、ラーメンライスを食べている人を見ると、よくあんなに食べられるなと感心したものである。

 ラーメンライスとは要するに炭水化物ばかりの食事である。戦前の丁稚の食事に似ている。戦前の丁稚の食事は、ご飯とタクアンだけだった。つまり、ご飯を食べるための「促進剤」としてタクアンがあったのであり、決して「おかず」とは言えなかった。(たまに目刺がついた。)

 だから、脚気というものが病気として成立した。現在、脚気になる人はいない。

 ラーメンライスならぬラーメン餃子は、私もよく食べる。ラーメンだけではものたりないとき、餃子があるととても幸福になるのである。

無農薬、有機作物

2012-05-01 20:32:19 | 食べ物
 最近は腰の曲った老人が著しく少なくなったとは思われないだろうか?

 老人の腰が曲るのは、腰椎の圧迫骨折で、主に農作業から来たものである。(老人になると自然に曲るわけではない。)

 農作業で、「かがむ」仕事すなわち草取りから解放されたから、農家の老人も腰が曲らなくなったのだ。

 農家が草取りから解放されたのは、農薬のおかげである。

 農薬のない時代、すべて無農薬、有機作物だった。つまり、無農薬、有機作物を食べることができたのは、農民が身体障害者になるという代償を支払っていた。

 今、無農薬、有機作物がよいと皆言っているが、そうしたものを食べるときは、昔の農民のことを少しは思い出してほしい。

オリンピックにポカリスエットが採用されない理由

2012-04-21 20:31:01 | 食べ物
 ポカリスエットのほうがアクエリアスよりも先に発売されたのに、なぜオリンピックやFIFAワールドカップではアクエリアスが公式飲料になったのだろうか?

 ポカリスエットは大塚製薬、アクエリアスはコカ・コーラの製品である。発売されている国は両方とも同じくらいの数である。

 ここからは、まったくの推測だが、ポカリスエットが公式飲料に採用されなかったのは、その名称にあると思う。

 スエットは汗のことである。汗といってもわが国ではさほど汚い感じはしないが、スエットというと、ネイティブにはとても汚い響きになるのだという。

 命名も世界規模で考えなくてはならないという、これは好例ではあるまいか。

鬼まんじゅう

2012-03-06 06:54:59 | 食べ物
 ちょっとした知り合いから鬼まんじゅうをもらった。ふかしたてでアツアツに近かったので、とても美味しかった。名店の銘菓をもらったときより嬉しかった。

 鬼まんじゅうとは、サツマイモをサイの目に切って、つなぎにうどん粉を使って天ぷらのかき揚げのように蒸したものだ。

 東京で鬼まんじゅうを見かけた覚えはないし、まして東京で食べたことはなかった。 私はこれを昔、名古屋で初めて食べた。冷えていたので、さして美味くなかった。このたび、鬼まんじゅうは暖かいうちに食べるものだと了解した。

 鬼まんじゅうをくれたのは、おばあさんで、彼女にとっては「銘菓」なのだろう。そのようなものを熱いうちにくれるという、その気持ちにジンときた。

予想:なでしこはアメリカに負ける

2012-03-05 00:00:44 | 食べ物
 なでしこジャパンの3月5日(今晩)のアメリカ戦は負けると思う。ワールドカップのときはアメリカが圧倒的に強かったのに、なでしこが勝ったのは奇跡だった。

 奇跡は2度は続けて起こらないと思うから、なでしこが負ける確率は高い。私がハンデ師だったら、アメリカの配当は1倍以下、一方なでしこの配当は10倍以上としたい。

 話は跳ぶが、アメリカ戦が行われるポルトガルに派遣されているアナウンサーが「海鮮料理がおいしいと聞いているので、これから食べます」と言っていた。しかし、私の経験では、ポルトガルの魚介類の料理の仕方は素人的で、もっともおいしくない食べ方で食べさせるから、アナウンサーの期待は外れるだろう。

流しの焼きいも屋が絶滅した

2012-03-03 00:02:15 | 食べ物
 今冬、当地では焼きいも屋の声が聞かれなかった。昨冬はまだあったような気がする。

 当地豊橋市は愛知県東部の中核都市だ。そこから遂に焼きいも屋が消えた。

 スーイーツなぞと銘打って、いろんなお菓子が売られているこの時代、焼きいもはさすがに見捨てられたのだろう。

 第一、値段が高過ぎた。千円で2本も買えない。

 豊橋から消えたとなると、名古屋ではもっと早く、東京ではさらに昔に焼きいも屋は絶滅していたのかもしれない。

 大人になってから焼きいもを買った記憶がない。もっとも最近でも、昭和30年代の東京でだ。

 どなたが買われるのだろうかと、つねづね不思議に思っていたが、とうとう買う人がいなくなったと見える。

 「石焼いも~」という売り声は、意外に懐かしくない。やはり、子供心にボッタクリだと感じたからだろう。

ソフトクリーム大好き

2012-01-27 17:24:28 | 食べ物
 私はソフトクリームが好きだ。ソフトクリームの形をしたあの看板が出ていると、たいてい買う。

 観光地ではソフトクリームをよく売っている。たいがい食べてみる。値段はまちまちだが、観光地でも、普通の町でも味はほどんど同じ。どこでも同じ会社の「ソフトクリームの素」を使っているからだろう。

 「ご当地ソフトクリーム」には、おいしいものが少ない。妙に凝っているからだろう。例えば、八町味噌のソフトクリームというのは、やっぱり無理があった。

 「ソフトクリームの素」でも、一個ずつ冷凍パックになっているものは、少し味が落ちる。寿がきやのソフトクリームは、安いがこれも落ちる。

 今までで一番おいしかったソフトクリームは北海道の観光地、美瑛で売っていた「生乳ソフトクリーム」だった。これは濃厚で、他の場所では食べられないと思った。

 ソフトクリームはバニラが一番おいしい。チョコとかイチゴとか、いろいろあるけれども、やっぱり基本はバニラである。