令和3年8月27日(金曜日)
昨日、9月議会での一般質問を通告しましたが、今日は質問席からの再質問の組立てなどを検討しました。
日田市議会の一般質問は、平成16年6月議会において、試行的に、質問回数を制限しない「一問一答」が導入され、現在に至ります。
一問一答は、なかなか難しいです。ただ質問するだけなら、聞きっぱなしでよいのですが、答弁を受けた内容を深掘りするには、それなりの準備が必要だと学びました。
最近は、できるだけ、通告後の聞き取りが、担当部署との初顔合わせとならないよう、早めの資料請求や現状把握などを行っているつもりではあります。
『地方議員のための役所を動かす質問のしかた』という書物があります。副市長経験者の著者が、執行部の立場から議会の一般質問を見た、面白い一冊です。
『政治家としての責任は、言行一致、公約遵守、終始一貫』と書かれていました。肝に銘じます。
さて、本日、大分県内の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者は178人で、そのうち日田市は4人でした。
日田市では、21日から本日までの1週間で20人の新規陽性者を確認しています。
年代別では、60代以上が1人、50代が3人、40代以下が16人。感染状況別では、家族が9人と半数に迫ります。直近1週間の人口10万人あたりの新規陽性者は34人であり、この指標での感染爆発を示すステージ4の状態です。
九州では、大分県だけが緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象ではありませんが、データで確認すると、決して安全地帯ではありません。県境である日田市は、特に心配です。
逼迫が危惧される医療現場、クラスター発生が恐ろしい学校現場。現場に負担をかけないよう、今しばらく、「一人ひとりにできること」を徹底しようと思います。
市民の皆様の声を市政に反映しようと、日々、その声をお届けしています。市は、誠実に対応してくれていますが、現状でできる、できないの答えを出して、話を切ってしまうのではなく、今後をシミュレーションして、いざという時には、何が必要なのかを考えてほしいと申し上げました。
議員には執行権がなく、もどかしさを感じることもありますが、粘り強く働きかけるべきは働きかけてまいります。