必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第12作 江戸P・必殺商売人 第07話「嘘か真実か まことが嘘か」

2016年02月28日 | 第12作 江戸P・必殺商売人



【ストーリー】

芸者の小梅は失恋を苦に川へ身投げするが、偶然通りかかった上州一の大親分・大前田英五郎に助けられた。
大前田英五郎は上州絹の織り子を集めるために江戸に来ており、それには八州廻りの高森源次郎や口入屋の三ノ輪屋重兵衛も協力していた。
一方、回復した小梅は芸者をやめたいとおせいに相談してきたので、おせいは小梅に織り子の仕事を紹介する。
しかし英五郎たちの真の目的は女たちを女郎として売り飛ばすことであり、正八が知り合った百姓の茂作からも200両で英五郎の仕置の依頼が入る。
小梅は売られることを拒みついに殺されてしまうが、新次は英五郎が偽物ではないかと疑い、自ら国定忠治に変装し三ノ輪屋の寮に乗り込む。

【知ってるゲスト】
戸浦六宏、御木本伸介、永野達雄

【名シーン】
①このお客さんは?

↑珍しく八ちゃんが台詞ありの目立つ役で登場!

②国定忠治(偽者)vs大前田英五郎(偽者)
    別れの挨拶をする新次。

英五郎「親分、どうかお達者で」
 新次「お前さんもくれぐれも体に気を付けて」
英五郎「へえ、ありがとうござんす」
    英五郎が頭を下げた瞬間、新次は手の甲に隠した櫛を英五郎の首に突きたてる。

↑仁義を切る新次。手の甲に隠した櫛を隠すには最適なポーズ。

③主水殺しシーン

   橋の上を歩く高森に主水が声をかける。
主水「高森さん!高森さん!」
高森「なんだ、中村か」
主水「あの~、大前田英五郎ってなぁ偽者だったそうですね」
高森「ああ?」
主水「高森さん、あんたもひょっとしたら偽者じゃねえかな」
高森「なにぃ?」
主水「いや~、本物は娘買いなんてあこぎなことするわけありませんもんねぇ」
高森「中村…それ以上言うなよ。ほら…」
   高森は懐から小判を取り出し放り投げる。
   高森は小判を拾おうとする主水に斬りかかるが、主水はそれを素早く受け止める。
主水「あたしゃね、偽者が大嫌いでね」
   斬り合いが始まる。
   高森の攻撃をかわし主水は二度斬り付ける。崩れ落ちる高森。
   先ほどの小判をちゃっかり拾って帰る主水。


↑偽物は大嫌いだけど、小判は大好きな主水さん。

④本物?の大前田英五郎登場
正八「とっつあん!どうしたの、その恰好!?」
茂作「正八っあん、改めて名乗らしてもれえやす。
   あっしは大前田の英五郎。正真正銘の英五郎にござんす」

正八「またぁ、悪い冗談やめなよ」
茂作「訳あって素性を隠しておりやした。どうか堪忍してやっておくんなせえ」
   商売人に仕事を頼むいきさつを話す本物の大前田英五郎。
   約束の200両については今持ち合わせがないからと、50両分の駒札だけ残し英五郎は去って行った。
   正八は駒札を金に換えようとするが、結局交換できずに発狂して終わり。

↑戸浦さんは様々な役周りが多いゲストの一人。

↑駒札を貰う正八。これは…嫌な予感しかしねぇ(笑)

↑結局、大前田英五郎は本物だったのか、偽者だったのか??
 タイトル通り何が本当なのか謎のままで終わり。