中井くによし・・雑記帳

日々のこころ日記
ホームページnakaikuniyoshi.comに変更

府農業会議にて学ぶ・・どうなる農地政策

2008-11-11 | 時の話題
10月29日大阪国際交流センターで大阪府農業委員大会が盛大に開催された。記念講演として大妻女子大学教授・田代洋一氏の講演を聴く機会に恵まれました。(私は堺市農業委員会の堺市議会選出枠の委員としてその任務に就任しています。)
講演では今の日本の農地制度の全ての根底にある考え方は「農地の所有権は農地耕作者主義であり自ら耕作する者のみが農地の権利を得る。自ら耕作しない者は、農地を買ったり借りたりしてはならない」ことになっているが近年、この原則が様々な要因で崩れつつあり、この傾向が進展すると日本の食糧自給率問題を如何にして保障するのかが大きな課題である。(日本人の食糧供給問題が破綻することになる)云々と大変厳しい日本農政の抱える課題をズバッと指摘され、聴く者にとって大変良い学びとなりました。現在、堺市都市農業の行く末が農業委員会でも重要課題として議論の対象になっていますし、微力ですが解決に向けての努力を積み重ねて行きたいと考えています。