中井くによし・・雑記帳

日々のこころ日記
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ある教諭の処分について

2011-03-25 | 時の話題

堺市南区内の小学校敷地内で小学2年児童と通勤用自動車が接触事故をした。問題はその後の事故処理である。運転していた教諭が、スグ近く(200m程)の医療センターで負傷させた児童に必要な治療をしていただくことが当たり前ですのに、その様なことをせず児童を校内に放置したまま本人(教諭)は帰宅したという信じられないことが発生した。
事件発生はH22.12.22である。H22.12.24に警察に事情聴取され、H23.3.8に自動車運転過失障害及び保護責任者遺棄の容疑で書類送検されたものである。当然ながら53歳(女性)の教諭に対してH23.3.25に免職処分が出された。
何故医療機関に負傷させた児童を連れて行かなかったのかと云う理由が全くわからないのです。
少しの負傷だと思っても重いダメージを受けている場合があるのです。子どもを教育する立場の人間が、過失であっても事故をさせてしまった限りは最善の事故処理をするのが当然なのに現場から逃避した。この人は人間失格なのでしょうか? 免職処分すればお仕舞いで済ましてはいけませんよ!教育委員会の立場で責任を持って教諭の深層心理まで含めて原因を探求してほしいものです。再発防止のために必要と考えるからです。

東日本大震災・・あらためて考える自然の脅威

2011-03-13 | 時の話題
3月13日現在、詳細な被害状況の把握がなされていない段階ですが、多くの人々が尊い生命を失われていることは間違いないとの報道がなされています。堺市も「20大都市災害時相互応援に関する協定」に基づき救助隊派遣をはじめ必要な支援をしています。
民主党17区総支部でも、震災翌日の早朝(3/12)に具体的な支援をどの様にするのが一番良いのか議論し、民主党として具体的・効果的支援を考えるために上級組織とも相談することになりました。又、朝日新聞に災害救援支援金の記事がありましたので、気持ちだけですが協力したいと存じます。
自然災害なので誰に責任がと云う内容ではありませんが、原子力発電所の被害が今後どのような影響を及ぼしてくるのか大変危惧します。原子力発電の建設には大震災時の悪影響を想定して、常に住民の賛否が大きく争われてきた経緯があります。今回の原子力発電所の被害内容が今後の電力行政に大きな影を落とすことになるのではないだろうか?
民主党政府が住民の命と健康を守ることを第一に判断し、様々な批判的意見があっても果敢に被害者救済優先で取り組んでほしいと願います。
震災被害で尊い生命を失われました多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

殿馬場中学夜間学級について議会で質疑

2011-03-03 | 時の話題
3月2日、堺市議会文教委員会で標記夜間学級について質疑しました。
実は殿馬場中学には夜間学級が昭和47年に開設され今日まで夜間学級としての任務を果たし続けていますが教育予算減額の厳しい嵐が夜間学級まで押し寄せています。
そこで2月21日に夜間学級に赴き、約50名程の生徒さんから直接実情を聞かせていただくことになりました。
若い世代から70歳代まで大変幅のある生徒さんですが、共通しているのは様々な事情で小学や中学に入学できなかった人達が学んでいることです。
理容師や美容師・調理師などの国家試験を受けるには中学卒業の資格が必要なのです。
平成18年の在校生は197名で平成22年は248名と増加現象です。
平成22年度データですが、生徒の国籍は日本人が約20%、中国人は49%、韓国・朝鮮・ペルー・フィリッピン・ブラジルなどで31%の人々が学んでいます。年齢階層では10代3.2%、20代22.6%、30代28.6%、40代18.5%、50代9.3%、60代6.9%、70代9.3%、80代1.6%です。これらの数字をどの様に貴方は読み解きますか?
夜間学級に入る動機は、戦争による理由・経済的理由・身体的理由・日常生活を送る上での不自由をなくす為等の理由によるものです。
大阪府下には夜間学級は11校(7市で)があります。
義務教育でありますので授業料は勿論無料です。その上、生活保護世帯や準ずる世帯には就学援助制度があります。
今回、就学援助予算の減額が提案されています。夜間学級の年間予算は平成22年度716万円が平成23年度は557万円に減額されることになります。
将来的にも夜間学級の必要性が十分ありますので、夜間学級生徒の中でも特に経済的困窮状態にある生徒には学びを支える為の最低限必要な支援施策は予算上も確保される様強く
要望しました。(写真は平成23.3.2文教委員会で質疑する中井議員)