中井くによし・・雑記帳

日々のこころ日記
ホームページnakaikuniyoshi.comに変更

「沖縄ノート」裁判に憂う

2008-10-29 | 時の話題
太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍が住民に「集団自決」を命じた事実の有無について控訴審裁判がされ10月31日に判決が出る旨朝日新聞に大きく報道されている。沖縄ノートは岩波新書から出版された大江健三郎さんの著書です。戦争中の時代は、軍隊上司の命令は天皇陛下の命令と思えと洗脳され、正当な意見を述べることなど許されない時代であることを、私たちが先ず認識しなければならない。
その上にたって、終戦間際の武器弾薬の極端に少ない時期に手榴弾と云う貴重な武器を兵隊でもない民間人に何故、軍隊が渡すのか?その理由は上陸してくる連合軍に民間人の口から日本軍の動静が漏れる危険を封じることが、軍事上の狙いであっただろうことは素人でも推測ができます。
当時は、天皇陛下を中心とする国体を守ることが第一であり、国民の命など虫けら同然の認識で無かっただろうか?
日本国が歩んだ現代歴史を、時の政権の意図など全く抜きに客観的な正しい事実にのみ基づいた歴史を検証し、若い世代に歴史教育を十分行い、日本が世界の国々から真の友好国として経済的にも文化的にも迎えられるように努力する必要があると私は考えます。沖縄ノートを読んでいない方は、この際お読みになることをお勧め致します。

新鋭の野菜工場視察・・堺市農業委員会にて

2008-10-24 | 時の話題
10月22日、農業委員会視察で亀岡市内に誕生した野菜工場を視察しました。去年9月に稼動したものです。会社名は㈱スプレッドです。完全人口光制御型植物工場であり、製品は多品種のレタス栽培に取り組んでいまして、出荷先は主に大丸百貨店食品売り場や一流レストランであるとのこと。レタスは種類も豊富で価格も一株248円もするようです。企業パンフレットによると、「年1回の収穫のこれまでの栽培に比べ、本プラントでは、栽培が高速化され、年間20回の収穫が可能となりました。さらに、12段で栽培するため、単位面積当たりの栽培効率は、20回転/年×12段=240回転となり、土地の利用効率を大幅に向上させます。」との説明文が記載されています。この様な企業が今後増加したり、又 生産量も軌道にのれば価格も低廉価するものと感じました。所謂、水耕栽培でして生産効率を高める工夫がされた工場です。現在の稼働率は約20%程度でしてフル稼働すれば庶民の食卓にも、のぼる日がくることでしょう。因みに堺市内で販売している店は現在のところありません。野菜ブランド名は(ベジタス)です。この様な工場生産方式の将来性について質問しましたが、野菜生産の手段として工場方式と従来の土耕方式(土栽培)の2極化していくのではないかとの回答をいただきました。農業の将来を考える上で大変良い学びとなりました。

コンプライアンスを考える市職員講習会にオブ参加

2008-10-23 | 時の話題
10月23日、堺市幹部職員対象に「堺市の未来に向けて行政のコンプライアンスを考える」研修会が開催され、議員希望者がオブ参加できますので忙しい日程でしたが学んできました。講師はコンプライアンス研究センターの郷原信郎氏(元検事)である。コンプライアンスとは法令遵守と云う意味だけではなく、社会の要請を如何に実現していくのか?を探るのが本来の意味である旨90分に渡り講演された。法規制があるから出来ないとの見解を聞かされることがあるが、社会的要請で実現することが自治体として好ましいとの事案が発生した場合、その実現に向けて努力していくことが自治体にこそ期待されると云うような講義であったと理解しました。勿論、法令等諸規則を無視すると云うようなことではありませんが。
議員活動を進める上で大変良い学びとなりました。

秋晴のもと堺まつり盛大に開催!

2008-10-20 | 時の話題
35回堺まつりが、申し分ない秋空のもと開催され市内外の観光客で大変な賑わいを見ました。パレードも様々な分野の参加で沿道の観客は大変楽しまれていました。今回、初めて和歌山県田辺市からも地元特産のバザー出店をされていました。
近い将来に両市の友好が一層深められることを期待しています。
私は今年も「アジア協会アジア友の会」のメンバーとして山之口商店街の一角をお借りしてのガラクタ市的バザーやインドチャイ、綿菓子販売等に一日中汗を流しました。これらの売上金が、アジアの深刻な水問題や就学問題等の解決に少しでも役立つことを願っております。写真は今回、初参加された大学生達です。若い人々が一人でも多く、実践を通じて世界のあらゆる問題に深い関心と行動参加されることを祈っております。

後の雛祭り・・富田林市寺内町まちつくり見学

2008-10-14 | 時の話題
9月26日に開催された堺市のまちつくりシンポジュームで発表された富田林市寺内町に於ける後の雛祭り見学をして来ました。静かな町並みの続く寺内町内の古民家に代々継承されてきたお雛様が飾られ、道行く多くの人々が見入っている。静かなそして大人の雰囲気を感じさせるイベントでした。数年前から心ある人々によって歴史と伝統を受け継ぐ寺内町の町おこしとして発案されたものです。雛祭りは春3月ですが、寺内町ではお雛様の虫干しをかねて座敷に飾っていたそうです。それを寺内町を訪れる人々に観賞していたき町おこしに貢献しようとするものです。堺市の観光発展にヒントを与えてくれる催しであると感じました。

汚染農薬米等から食の安全を守る・・・意見書可決

2008-10-07 | 時の話題
「汚染農薬米から食の安全を守る為に食料自給率の向上と安心して農業に勤しめる農政への転換を求める意見書」を9月29日最終本会議にて賛成多数で可決され政府に提出することになった。
ウルグアイラウンドでは毎年77万トンの米を輸入する約束としたが、汚染米を輸入する約束ではなかったろう!
国民の命と健康に深く関係する輸入食糧は、輸入直前の水際で厳しい検査をし汚染米等の健康を害する農産物は、完全ストップされなければならない。
水際で阻止もできず、事もあろうに挙句の果てに汚染米等を食糧として販売されてしまう体たらくを演じている国に対して強い怒りを感じるのは私だけでしょうか?
自由民主党・市民クラブ、公明党堺市議会議員団会派からの賛成は、得られませんでしたが、民主党・市民連合を含め他会派議員の賛成多数で可決成立したものです。尚、意見書全文は以下の通りです。

「汚染農薬米から食の安全を守る為に食料自給率の向上と安心して農業に勤しめる農政への転換を求める意見書」
 国民の命と健康を守るには、安心して食べられる食料を安定して供給することが重要であります。勿論、政府は農薬の製造販売許可や使用基準について厳しい基準を設け、国内農水産品の安全確保に努められていますが、輸入された事故米や牛乳等による事件が多発し、輸入食品に対する食の安全が厳しく問われています。
 反面、我が国の食糧自給率は、世界でも異常に低く、40%となっています。
その背景には、耕作放棄地が、全耕地の10%近くにも達し、其の上 農業に携わる人の45%が70歳以上という高齢化現象があります。
 又、農産物価格は低迷を続け、大規模農家でさえ経営が苦しくなっている状態です。食糧自由化路線のもとで国内生産を縮小し、国民の食糧を海外に依存する策を取り続けたことが一番大きな原因です。
 食糧をめぐる環境が内外ともに激変している現在、食糧は外国から安く買えばいいとの考え方ではなく、食糧安全保障の視点からも我が国の農業再生の道を真剣に探求し、実行に移すことが強く求められている。
 よって、政府におかれては、消費者の健康、生産者の生活を守る為に、食糧自給率向上等の必要な各種施策充実を国政の重要課題に据えられるよう、強く要望します。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
(写真は葛城山麓にて)


カラクリンの原点は堺の風景・・一見に値する作品展

2008-10-01 | 時の話題
堺市役所エントランスホールにて堺市出身の井村隆氏による子ども時代にタイムトリップした様な表題の作品展がされています。素材は銅板やステンレスを使用したものですが、子ども達には是非とも、観賞してほしいと思います。写真のような作品が沢山展示されていまして、それぞれが回転したり、ピストン運動したりして又影絵としての展示工夫もされていますので子ども達の空想力、想像力を養うにはもってこいの機会だとお薦めいたします。
開催期間は10月7日午後5時まで。