山口誓子と、その一門の山口超心鬼の二つの句碑が並んでいます。
誓子の句は「太陽の 出でゞ 没るまで 青岬」。
昭和33年(1958年)に、この地で詠んだのを記念して、昭和35年に串本町と串本俳句会が建立しました。
太平洋に突き出した潮岬では、太陽が東の海から出て西の海に沈むまで見ることができる様子が詠まれています。
なお、この句碑が建てられている岩は、神功皇后がここで酒宴を催したという言い伝えから「盃岩」と呼ばれています。
誓子の句碑と並んで、誓子の弟子で、俳壇の重鎮として活躍した山口超心鬼の句碑が立っています。
「串本節 踊りし後の 芝を焼く」。
「望楼の芝焼き」イベントを詠んだ句で、平成19年に自ら建立したものです。