田村正和さんとトッポの対談で、記事が読める画像をネットでみつけましたが、たいした話はしていませんね(^^; おそらく時間が無くて、写真を撮っただけでは。
昨日のTV朝日系、田村正和さん追悼⇒『松本清張 疑惑』放送 沢口靖子、室井滋ら出演。とても良かったです。何度も映画化、TVドラマ化されている作品で、すでに見たことあるからいいかな・・と思いながら見ましたが、見てよかった!まるで映画を観るような、とても良く練られたシナリオが、もう筋は知ってるし・・と思ったことを忘れるような力作でした。
さすがに松本清張、年月を経ても古びない、マスコミと社会の有り方に踏み込んだ原作のスゴさ、人間の内面の深部、情念を描いた原作が素晴らしいのだわ! 裏の「ドラゴン桜」を見るのをスッカリ忘れていましたが、一回くらい抜けてもいいや。
田村正和さんは、内面に葛藤を抱えた影のある演技が、見るものに心の内の痛みと、弁護士としての使命感を感じさせました。眉をひそめ眉間に寄せた皺は、戯画化された古畑任三郎の刑事とは全く違っていて、長い番組でしたが ずっと田村さんから目が離せませんでした。
すでに亡くなった名優の津川雅彦さんは、いま、これほどの重厚感のある俳優が他にいるかしら?どっしりした存在感が有りながらも、人のよさそうな老弁護士を見られたのも良かったです。そういえば、鬼と呼ばれ前科4犯の球磨子を演じた沢口靖子さんとは、朝ドラの「澪つくし」で親子役でしたっけ(^^;
沢口さんは「澪つくし」では、初々しく台詞も心もとない新人でした。毒婦の球磨子役は、日頃の上品で美しいイメージはどこへやら、前科4犯の女を体当たりの演技で演じていましたが・・こちらが期待するのは、もっと台詞にドスのきいた怖い女で、沢口さんでは少し線が細く感じましたが、汚い言葉で罵り叫ぶ、日頃と違う姿を見るのは新鮮でした。
5月20日、朝日新聞 夕刊。
2019年にジュリーのライブ前に行った、京都の東映太秦映画村は、田村さんの父、大スター坂東妻三郎の元板妻映画の敷地であったと知りました。
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