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好きな大河ドラマは?

2016年01月08日 | TV・ラジオ・CM・映画

(※お題に参加中。)

私と「大河ドラマ」について一度は書いておかなければと、前から思っていた。「大河ドラマ」とは、歴史、教養、豪華な俳優陣の重厚な歴史ドラマが見られるという、見るに足る番組。大河ドラマフリークとまではとてもいえないが、見て当然、日曜日の夜8時はNHK、というのが私と家族にとっての「大河ドラマ」だ。

年齢がバレるというものだが、1963年の第一作「花の生涯」から見ているのが自慢。まだ未就学児童だったが、親が観るので一緒に見ていた。TVは一家に1台、家族皆で同じTV番組を見るのが当たり前の時代だった。

井伊直弼の「花の生涯」は筋などわからずに見ていたと思うが、美しい淡島千景の村山たか女や、蜘蛛の甚十郎(寺尾聰さんのお父さん、笠智衆)などの登場人物だけはいまだに覚えている。蜘蛛の甚十郎が、いなせに着物から太股を出していたのが粋だったが、まさか未就学児の私が色気を感じた?とは思えないな・・

二作目の「赤穂浪士」は国民的大スター長谷川一夫が大石を演じ、主題曲が非常に印象深く、その音は今も耳に残っている。

やっと小学生になって「太閤記」。この辺からは、筋も理解できるようになった。私にとって、秀吉といえば緒方拳さんであり、信長は高橋幸治さん、この二人なのだ。全く同じことを言われる人がいて、それがとても嬉しかった。「源義経」の菊之助さん、綺麗だった。「竜馬がゆく」の若い北王子欣也さんは凛々しかった。。:.*。.。.:*・゜:*・゜。:.*   

小学生の頃に観た「大河ドラマ」の数々は 全てが思い出深いが、中学生になるとこちらも多感な時代になってゆき、大河を見る目も変わってゆく。タイガースのジュリ~♪と夢中だった私はGSブームが去ってから、次第に「大河ドラマ」の歴史上の主人公自身にはまり、歴史書を読みあさった。 その次は、大河の主演を演じる俳優さんに夢中になった。このときばかりは、大好きなジュリーを少しの間だけ忘れた。ずーっと中抜けなしの沢田研二さんのファンです。とは嘘でも言えない私なのだ。

その後も私と「大河ドラマ」との付き合いは続いてゆくが、ジュリーが84年に「山河燃ゆ」に出演したときは、格別の思いがあった。私にとって大河ドラマはやはり他とは違う、特別な番組。そこにジュリーが主役級で出るということは、とても嬉しいことだった。その代わり、放送中はジュリーばっかり見て、肝心の中身をよく見ていなかった気がする。現代史は面白くないと思っていたせいだが、後に見直して作品にこめられた思いをやっと理解した。山崎豊子の作品は本当に素晴らしい、戦後70年を過ぎた今 誰もが見て欲しい作品だと思う。

「琉球の風」で、最後の琉球王国の王様に扮したのもジュリーで、それまで全くしらなかった沖縄の歴史の勉強になった。この番組はショーケンも出ていて、かつてのGSトップアイドルの競演になった。ジュリーは本人的にはやる気満々だったようだけど・・・動きが少なく、演じがいのない役だったと思う。

しかし「山河燃ゆ」の後くらいからは、必ず毎年見続けるという習慣が、だんだんなくなっていった。明治維新のわかりにくさや、新撰組の血腥ささが嫌いで、見たり見なかったりという作品もあった。それでもここ10年くらいは必ず見ていたが、そこにとてもサプライズな出来事が! 

2013年、姫路城主だった黒田官兵衛が「大河ドラマ」の主役に決定!おらが街が「大河ドラマ」の舞台になるってことが こんなに嬉しいとは(^o^)丿 

しかも官兵衛縁の広峰山は、実家から毎日見えてる山じゃないか。御着はJRの駅名でお馴染みだ。元姫路市民として、姫路が話題になるのは大変に誇らしく嬉しい。主役は男前の岡田准一君で、いうことありません☆彡 「軍師官兵衛」盛り上がりました~! 私の周りではね(^-^)

「大河ドラマ」が放送されてから53年。私は「大河ドラマ」を見て成長してきた、ドラマが私の血となり、肉となったという思いが確かにある。そして、これからも観るだろうな・・。

しかし、最近の大河は 歴史的にこれはどうなのか?と思うことや、それは違うだろ!と思うことが多々あって、表現があまりにも自由すぎる気がする。史実的にはっきりしていないことを良いことに、自由に歴史上の人物をドラマに配したり、出合わせたり無理しすぎていると思うことがいっぱいある。ファンタジーもやめて!ドラマを盛り上げたいのだろうが、あまりに無理無理な表現はやめてほしい。原作文学の表現が、大河で全く正反対に書き変えられているものがあり、原作ファンには気になった。逆にまたその反対もある。

それに昔から、こういうものと決まっている「様式」を無視している事があった。上杉謙信が黒い頭巾は被らない。GACTが演じるのは許すが、あれはやめて欲しかった、何考えてんねん!黒じゃない白!昔からの決まりごとは絶対に変えてはならない、怒りすら覚えた。

大河にはこれからも面白くて信頼されるに足る、骨太な大河ドラマであり続けて欲しいと思う。

 


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