今日は志村けんさんの四十九日だったんですね。 朝から「キネマの神様」でジュリーが代役との報に、大きく舞い上がってしまいましたが、もう四十九日と、改めてコロナ禍による志村さんの急な逝去に、志村さんの無念を思いました。
朝ドラ「エール」の志村さんの演技は、そこにいるだけで大きな存在感があります。背広を着こなした姿には風格があり、大物感が溢れていますが、その辺のイヤラシイ小汚い親父を演じたとしても、その人物になりきってしまわれたと思います。70歳を迎えて演技にも挑戦し、さらなる飛躍を思っておられたのでしょう。もっともっと志村さんの演技を見たかった、お元気でいて欲しかったと思います。
そう思うと、ジュリーにかけられた代役の期待の大きさ重責を、今さらにして感じてしまい、身が震える思いがしました。ジュリー様は、今はどうされているのでしょう。どうかお元気で務めていただきたいと、心より切に願っています。
ジュリーと共演の菅田将暉さんは、NHKの「仕事の流儀」で紹介されていた人気俳優を多数輩出している事務所に所属しています。その会社の社長の渡辺万由美さんは、渡辺美佐さんの次女です。映画プロデューサーは、森本千絵さんの夫の房俊介さんです。全てが繋がっているのだと、その巡り巡る輪に深くて強いジュリーとの絆を感じます。
森本千絵さんのFacebook、登録していないと読めないと思いますので一部、抜粋しました。
本日は、志村さんの49日です。
あれからこんなに月日が経ちました。
(中略)
長年志村さんとはジュリケンの仲で盟友の沢田研二さんにしかお願いできない、また沢田さんの演技が観たいと山田洋次監督をはじめ皆さんが思ってくださり実現いたしました
わたしは、沢田研二のマネージャーを長年つとめた父の娘として、
主人の大変さをみている妻として…
そして、広告の仕事で菅田将暉さんにはお世話になってるデザイナーとして
全く違う点が星座のように突然繋がって
キネマの神様のカタチをみたかのような奇跡の瞬間でした。
実際、沢田研二さんと山田洋次監督が対面する瞬間になんだかわからない立場で同席させていただきました。
こんなことってあるのか…?!
と、ずっとドキドキが止まらない日々が続いてました。
少しでも、わたしもこの恩恵を受けた立場として、なにか力になれないかと
静かに考え、映画を支えるプロデューサー、宣伝部の皆様と
今回の49日を迎えた日にきちんと
志村けんさんへメッセージを届け、
沢田研二さんにバトンするための広告ビジュアルを作成させていただくこととなりました。(本日読売新聞朝刊、及び各スポーツ紙にて)
ーあなたがいたから 私でいられた
人と人がつながれない
そんな今だから
あなたのことを 思いますー
房俊介プロデューサーからのご挨拶です
かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」とおっしゃっております。周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います。
読売新聞、広告
ジュリーが正月ライブのMCで「秘密の仕事がある」「今は話せない、そのうちにわかるかも」と嬉しそうに話していました。その後J友さんから、プロデューサーが森本千絵さんの夫だという映画「キネマの神様」。そこに何らかの形で、ジュリーが関わるのかも?との情報を頂きました。
志村さんが主演の映画にジュリーがどう関わるというの??ジュリーが、ただの脇役では・・嫌ですが、原作は読んでおこうと思いました。
原作を読み始めても、ジュリーの出番の有りそうなところはないな~
読んでいたら、重要な役である主人公の盟友の名画座館主は「ケンタッキー・フライド・チキンの人にソックリ」との記述があり、ここで、ジュリーの姿が急に浮かびました。もしかして?この役?でもでも、まさか~(^^ゞと、その時は思いました。違うよね~ やっぱりそれは私の勝手な憶測でした。
もし、志村さんが今もお元気だったら、いつの日か再び、志村さんとジュリーの共演が見たかったです。二人の掛け合いは、どれだけ調子よく明るく楽しいものになった事か。古希を迎えた二人は、若い時より熟成した深みに加え、さらに人間味に溢れた面白い二人になった事でしょう。
そう思うと、最高の相方の志村さんがいなくなったことが残念で残念で、悔しくて・・ 志村さんがお元気で戻ってきてくれたら、いつか二人で並んだ姿が見られたのかもしれないのに・・
「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」
ジュリーのコメントを噛みしめ、ジュリーの心中を思い、泣きそうになりました。 今は静かに、けんさんを偲ぶ事しかできないのですね。