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生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪 2014

2014年11月02日 | 紀行(建築・桜)

昨日の五木寛之さんの「風のCafe」ですが、早速yutube  に
アップされていますとJ友様からのお知らせです。直リンはしませんが

『 沢田研二 えりさん ジュリーを語る 』で、検索してみてください。
渡辺えりさんが、いつものごとく 熱~くジュリーを語っています。
ジュリーの事となると、前のめりになって語ってしまうのは、ファンのサガ・・・
五木寛之さんも、カッココイイ。お早めにどうぞ

 たつの、カフェアロアの
「奇跡のジュリー展」は明日3日までです!
なんと、延長されていました~ 有難うございました

「ジュリー展&ハロウィン」⇒http://ameblo.jp/byakuya-b/entry-11946520444.html
男ばかりのハロウィンは、なんともラブリーで、笑ってしまいました
 

そして、J友様からのお知らせ 8日 BS TBS  夜6時半~

完全燃焼60曲!ザ・ピーナッツSP  
~ふたりの絆が生んだ奇跡のハーモニー再び~
貴重映像SP第2弾!
http://www.bs-tbs.co.jp/music_stage/thepeanuts2/

まだちょっと先ですが、BSプレミアム
covers 
11月10日(月)#22:吉井和哉
http://www4.nhk.or.jp/thecovers/

沢田研二 「おまえがパラダイス」(1980年)

                       

本日は仕事が休みのため、家族で墓参りの後は、大阪へ
NHK大阪で、マッサンのトークショーがあり、それが見たかったけど
時間的に遅いので、11月1日、2日の二日間のみ開かれている
生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪 2014
に行ってきた。 普段は一般に公開されていない、貴重な近代建築に
入れるという、フェスティバルです。テクテク、大阪のフェスティバルホール
から近い北浜から、高麗橋あたりを歩きました。中央公会堂

フェスのホールのあたりも、木々が紅葉して綺麗だった。




三井住友銀行のまことに堅牢で、荘重で重厚なビル。円柱がイオニア様式。




光世証券ビルは、ビルの焦げ茶色のレンガの浮き出したような模様が大変美しいが、
こういうフェスティバルや、建築物の紹介パンフにも載っていない。それほど古くはないのかな?



      
フェスティバルの中心会場の北浜証券所の写真は、そこの案内所で
説明してもらい、迷わずに行けるか?という興奮で、すっかり撮り忘れた。

青山ビルは先着16名様限り、オーナーの説明つき。30分も並んで待った。



入ってみれば、とても急な階段がグルグル続く。あまりにバリアフリーじゃない階段に驚く。
しかも、飾り気はなく無骨といえるほど。元は銀行だっという、上の 貸室などの各部屋も
事務所だったせいか、昔の学校のような部屋割りのだ。
昔はエレベーターがこの吹き抜けにあったが、戦時中に供出されたのだ。



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ダンディなオーナーの二代目さんが、優しく説明してくれました。
初代オーナーは万博の事務総長。岡本太郎さんに、プロデューサーの依頼に行った人だそうです


上の貸し部屋には飾り気はないが、1階の人気洋菓子店の「五感」のお店は
気品と落ち着きのある店内、美しく飾られて、若いお客さんで大賑わいだった。

ここのお土産までもらってしまい、ラッキーです



重要文化財の旧小西家住宅は、今も会社として使われている。1903年築、中は見られなくて、残念です。
真っ黒い長く続く壁が、周りのビル群の中でここだけが異彩を放ち、昔からの威厳を放っている。



土台がとても立派な石作りで、ほかにあまり見ない構造。
この住宅の道路沿いは黒壁だが、正面は白い漆喰壁で、その白い壁に直線的な窓が美しい。




小西家住宅の向かいの、茶色い壁とアーチの入口が美しい時計店。
ここもフェスには参加していない。

        

外壁が蔦におおわれて、デザインがよくわからない青山ビルだが、スパニッシュ様式
ここはステンドグラスの窓が多く、大変美しい。元は個人邸で、1921年築

     

アールデコのステンドグラスの窓と、曲線の階段手すり。この手すりは、1本の木を
曲げて作ってあるそうで、微妙なカーブを描く曲線が美しい。



年配のオーナーさんが、上の部屋でお待ちで、丁寧に説明してくださいました。


部屋の中から、外壁の蔦を撮す。

        

胸がキュンとする、愛らしいデザインの玄関シャンデリア。

  

丸く柔らかい曲線を描く、ホールエントランスのデザイン。あたたかい丸みのある玄関です。




伏見ビル、ここは女性オーナーが、長くいろいろにわたってのお話をしてくださった。
シンプルだけど、角に丸みがあり、上の丸窓に十字の飾りが特徴です。1923年築



一階の元は理髪店だったという、ギャラリーの白壁の部屋がと~っても素敵だった。




オペラドメーヌ高麗橋は、伏見ビルを歩いてすぐ。1912年、築。 今はレストランか結婚式場という感じ





その隣が、日本基督教団浪花教会 1930年築

            


朝ドラ、マッサンゆかりの、芝川ビルが今日の一番のお目当てです。
1927年築。ここは中の幾何学模様が面白かった。ビルの中は、お洒落な小さなお店が
いっぱい入っている。ここにあるというだけで、ステータスが上がりそう。

2時から、一滴の水も飲まずにウロウロと3時間半。あたりは薄暗くなったので、これで終わり。
今も多くの価値ある建築が多く点在する商人の町、大大阪(だいおおさか)、
海と六甲山のハイカラ神戸とは 同じ関西でも、全然違うわ~
大阪には今も多くの近代建築があるので、また来よう。何度きても見ても、飽きることがない。 
その場にいると、本当にミュージアムにいる気分。心がとても満たされました。

ミュージアムでありながら、その建物は今も人に使われている。
使っている人と一緒に、建築はこれからも呼吸をし、人の世を見続けながら
生き続けるのだと思う。


 

みんなからのコメント コメントする

 

ananさん、今晩は(^^) 
二日間限りのフェスティバルですが、私の行った日にも
多くの人が、建築見物に参加されていました。
私は、昨日は神戸からの電車賃以外は、一円も使いませんでした。
それどころか、お土産をもらってしまいました(^^) 
お金のかからないレジャーですので、是非おすすめします。sao2014年11月3日編集削除
 
 
 
 
saoさん おはようございます(^^♪
沢山の情報とお写真のUP、ありがとうございます。
大阪の街並みにも、貴重な建造物が残ってるんですね。
旧小西家住宅・・素敵ですね。
コンサートに行くだけで、まわりを散策したことはないんですが、いつかゆっくりと歩いてみたいです(^.^)anan2014年11月3日

 

haruさん、おはようございます。中之島の大阪フェスにも近い
北浜や、高麗橋あたりには、今も昔をしのぶ 昔ながらの
美しい建築が多く残ります。ここが大阪?という気分になる
優雅な気品のある大きな建物に、うっとりします。かと思えば
いかにも商人の家らしい、古い小さな民家も たまに残っていて
昔の光景が偲ばれます。フェスにこられる時があれば、ちょっと
足を伸ばして見てください。(^^) 

 

saoさん、こんばんは。そんな素敵なフェスティバルがあったのですね。
私の母は大阪出身でして、今回saoさんが廻られた辺りより少し南になりますが、何だか懐かしい景色を見ているようです。
母の部屋の壁と天井のつなぎ目(?)部分の装飾や、”胸キュン”なシャンデリア等、「あー、確かそうだったなあー・・・」と子供の頃を思い出しました。
もう祖母もおじもおばも誰もいなくなったその家は、人手に渡っていますが、こうして住居としてでなくてもちゃんと現存しているところがいっぱいあるのですね。

私も行ってみたくなりました(^o^)/また行かれた際には、ご報告楽しみにしています♡
  • haru2014年11月3日
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②10月30日、大阪フェスティバルホール

2014年11月02日 | ライブ・公演・舞台

30日のジュリーは、「知的でクール」はどこかに行ったのか
大人げなくて、とっても可愛い66歳でした

声は最初からよく出ていた感じです、琵琶湖が私の行った中では
最高に良かったのですが、そのつぎに声の伸びが良かったと思います。
最初から客席の盛り上がりも凄くて、声援も多数。
デリケイ!の繰り返しも、やるたびに増えていないかい?
オオッ・・   ジャシ・・・ ジャカアシ(?)
オ・・・・・サカ・・・・  ラス・・・・ 前・・・・
オーサカ  オーサカ スッキャデー(笑) 

(はじめのMCでは、やっぱり阪神が気になっていたのでしょう)
『今日負けたら、甲子園に帰って来れないから。うちに帰って応援して
メッセ、今日は調子悪いかもしれん
摂津、調子悪いけど、今日は調子がいいかも。
家に帰って応援しよ、そういうわけにはいかへん。
捕まるかもしらん(ライブを中止したら?)かなんわ
今日のこの日を心待ちにして下さった皆さん、いっぱいのお客様
さいならといったら、次に来た時はガラガラかも・・・
私も66歳になりました。医者からは、色々 止められている。
シャウトするな、高い声で歌うな。
走ったりなんか、とんでもない。
ヒゲはそれ(笑)』

この日の「追憶」は、ちょっとドスがきいていて
若い時の歌とは違って、大人になった感じがした。
若い時の「ニーナ 忘れられない♪」は、高く細く甘い声で
すがりつくような甘さがあったけど、この日のニーナは
大人の成熟した男に呼びかけられている安心感、
この身を任せてもいいのね、大丈夫なのね!
そう女が信じられる、懐の深さを感じてしまったわ。
昔の「追憶」の若い男の呼びかけには、とても安心感は持てなかった。
きっと、甘い声で そう取りすがりながらも 心変わりするのでしょう
若いあんたは・・・・
ああ、それでも愛さずにはいられないの~ 
どうにでもしてッ!(笑)
そんな今と昔のジュリーを比べて、甘いやるせない気分に
させられてしまった、その後だったかな?

後ろ向いてマイクに上着をかけながら、「まいど!」
待ってましたとばかりに「おいど!」とファンが返したら、
後ろ向いたままククク~と笑い、と~っても嬉しそうでした。
「言いよった言いよった」
また「まいど!」客席「おいど!」の、かけあいになって
「やっぱり 言いよった~」「思うツボやな~」に、客席は大爆笑
な~んて大人げがないんだ、な~んて可笑しいんだ。
ジュリーも観客も、いったい いくつになったんだ。
やっぱりここは大阪やな~、そんな会場の雰囲気でした。

どの曲だったのかしら、ちょっと思い出せないがヒット曲で
拳を突き上げるポーズ、会場全員で手を突き上げた。
ふと、後ろを振り向き、2階3階を見上げたら
会場の全ての人が、いかにも楽しそうに拳を頭上に突き上げていた。
ニョキニョキ数千本の腕が突き上がっている、その光景といったら、
いったい、何本の腕があるの?!本当に壮観だった
会場の一体感、ジュリーの歌を全員が楽しんでいる
その連帯感、それを一番感じているのはジュリーだろう。
かつての会場の客入りを思えば、幸せだろうと思う。
そしてあの場の観客も皆、間違いなく幸せだった。

観客がほぼ50代、60代という年代の男女が、あれほどアグレッシブな
コンサート会場って、他にどれほどあるのだろう?
(ほかは全く知らないのだが)

老いを感じ始める年代の観客が殆どを占める会場なのにも関わらず、
ズーッとスタンディングのままで、拳を突き上げ、飛び跳ねる私たちは、
ジュリーの歌のお陰で、この時ばかりは自分の年齢を、
日頃の憂さを忘れさせて貰い、元気を貰っているのだな、と思う。

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