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②10月30日、大阪フェスティバルホール

2014年11月02日 | ライブ・公演・舞台

30日のジュリーは、「知的でクール」はどこかに行ったのか
大人げなくて、とっても可愛い66歳でした

声は最初からよく出ていた感じです、琵琶湖が私の行った中では
最高に良かったのですが、そのつぎに声の伸びが良かったと思います。
最初から客席の盛り上がりも凄くて、声援も多数。
デリケイ!の繰り返しも、やるたびに増えていないかい?
オオッ・・   ジャシ・・・ ジャカアシ(?)
オ・・・・・サカ・・・・  ラス・・・・ 前・・・・
オーサカ  オーサカ スッキャデー(笑) 

(はじめのMCでは、やっぱり阪神が気になっていたのでしょう)
『今日負けたら、甲子園に帰って来れないから。うちに帰って応援して
メッセ、今日は調子悪いかもしれん
摂津、調子悪いけど、今日は調子がいいかも。
家に帰って応援しよ、そういうわけにはいかへん。
捕まるかもしらん(ライブを中止したら?)かなんわ
今日のこの日を心待ちにして下さった皆さん、いっぱいのお客様
さいならといったら、次に来た時はガラガラかも・・・
私も66歳になりました。医者からは、色々 止められている。
シャウトするな、高い声で歌うな。
走ったりなんか、とんでもない。
ヒゲはそれ(笑)』

この日の「追憶」は、ちょっとドスがきいていて
若い時の歌とは違って、大人になった感じがした。
若い時の「ニーナ 忘れられない♪」は、高く細く甘い声で
すがりつくような甘さがあったけど、この日のニーナは
大人の成熟した男に呼びかけられている安心感、
この身を任せてもいいのね、大丈夫なのね!
そう女が信じられる、懐の深さを感じてしまったわ。
昔の「追憶」の若い男の呼びかけには、とても安心感は持てなかった。
きっと、甘い声で そう取りすがりながらも 心変わりするのでしょう
若いあんたは・・・・
ああ、それでも愛さずにはいられないの~ 
どうにでもしてッ!(笑)
そんな今と昔のジュリーを比べて、甘いやるせない気分に
させられてしまった、その後だったかな?

後ろ向いてマイクに上着をかけながら、「まいど!」
待ってましたとばかりに「おいど!」とファンが返したら、
後ろ向いたままククク~と笑い、と~っても嬉しそうでした。
「言いよった言いよった」
また「まいど!」客席「おいど!」の、かけあいになって
「やっぱり 言いよった~」「思うツボやな~」に、客席は大爆笑
な~んて大人げがないんだ、な~んて可笑しいんだ。
ジュリーも観客も、いったい いくつになったんだ。
やっぱりここは大阪やな~、そんな会場の雰囲気でした。

どの曲だったのかしら、ちょっと思い出せないがヒット曲で
拳を突き上げるポーズ、会場全員で手を突き上げた。
ふと、後ろを振り向き、2階3階を見上げたら
会場の全ての人が、いかにも楽しそうに拳を頭上に突き上げていた。
ニョキニョキ数千本の腕が突き上がっている、その光景といったら、
いったい、何本の腕があるの?!本当に壮観だった
会場の一体感、ジュリーの歌を全員が楽しんでいる
その連帯感、それを一番感じているのはジュリーだろう。
かつての会場の客入りを思えば、幸せだろうと思う。
そしてあの場の観客も皆、間違いなく幸せだった。

観客がほぼ50代、60代という年代の男女が、あれほどアグレッシブな
コンサート会場って、他にどれほどあるのだろう?
(ほかは全く知らないのだが)

老いを感じ始める年代の観客が殆どを占める会場なのにも関わらず、
ズーッとスタンディングのままで、拳を突き上げ、飛び跳ねる私たちは、
ジュリーの歌のお陰で、この時ばかりは自分の年齢を、
日頃の憂さを忘れさせて貰い、元気を貰っているのだな、と思う。

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