長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

556  農村の変貌

2018-03-22 23:24:41 | 日記
  昨日記事の小田急関連。普段は新百合ヶ丘・柿生までしか行かないのだが、今回はずっと長く乗った。新松田の辺りで思い出す。東京オリンピックの年、大学一年の夏休みに、社会学の先生のバイトだったか自主お手伝いだったかで、新松田付近の農村調査に行った。東名高速ができ、日本生命の大きいビルができ、の頃で、農村がどう変貌するのかが研究テーマだった若い講師の先生だった。手分けして一人で、あのースミマセン、と農家に入るのだが、「ナンジャこの子供は」みたいな顔をされてまともに答えてはもらえなかった。それを訴えると先生はじゃあ私が行こうとどかどかと入り込んで話を引き出すのだった。ふうん、と感心したものだ。いま思えば当時の僕なんて全くかわいい坊やだったのだとわかるのだ。農村の変貌を追跡する、なんてのも面白そうな面白くなさそうな研究だなあと深入りしなかったが、時代の風はいろいろ変貌させるものだ。いま、ほんのほんの少し関わっている(とも言えないけど)中部地方の淡水魚も農業構造の変化が主原因で絶滅危惧となってしまっている。先日その関係の会議でつい「昔はうじゃうじゃいたのだが、、」と言ったら、次の回の議事録に出ていて、こりゃ年寄発言っぽいなあと反省したが、改ざんしてくれとは言えなかったのでそのまま。