550 土砂供給

　　昨日早朝、近所が連続降雨帯に入ったらしく大雨で目が覚めた。区の防災系の現場カメラ中継で善福寺川の水位が刻々と上昇し、警戒水位、危険水位を超えて溢れる寸前まで行くのを見ていた。あるいは少し溢れたのかもしれない。ウチの庭は十歩で縦断できるほど狭いが水浸しになった。横断は四歩くらいだが水がたまると厄介なので二年ほど前から、ほんの少し高低差をつけて溜まらないようにしていて落葉を掃くときも下流側から上に掃きあげて高度さを保つようにしていたのだが、こういう大雨では比高の高い部分から泥が流下して下流部分（隣との境のフェンス際）にたまる。そこで、今日は下流部の泥をさらって上流部に還元した。
　　これは大きな河川でも同様で、土砂が上流から下流、河口まで供給され、干潟ができたりするわけだ。大型ダムなどでこの土砂供給が減ると海岸線がやせてしまう。河川では水が注目されがちだが、この土砂の移動の問題が国土に大きく関係する。