ハラスメント新税とか、どう？

日本から出国すると一回一人千円の税金を払えという「観光促進税」
(出国税)と、森林整備のための森林環境税(国民一人千円)が導入さ
れるという。前者は航空運賃等に、後者は住民税に上乗せされ徴収
される。どちらも個人対象の増税策である。

観光促進税は、外人入国者から徴収する訳にはいかないのだろう。
観光立国は、今後の日本の経済政策としても大きな柱である。であ
れば、法人にも別立ての方式で課税すべきではなかろうか。法人税
は減税で内部留保金が増大している企業財務なのだから、新税創設
で課税したらいいと思うが。出国したら課税するというのも、何だ
か課税正義は何処にあるのやら、という感じだ。

同じく森林環境税も企業負担が検討されないのはおかしい。法人住
民税には課税しないかのようである。自民党が経済界に甘いのは伝
統だが、安倍政治は企業に大甘過ぎないか。森林の次は、海洋環境
税でも、大気環境税、原子力環境税、生活環境税等々、何でも安易
に作れそうで、シリーズ化しないか将来が心配である。

タバコは相変わらず増税基調である。タバコ離れ促進のための健康
政策だのと御託をいうが、どういう風に健康のために増税した税金
が使われているものか知らない。課税で悪弊を匡す手法なら、いじ
めとかハラスメントにも、課税対策を検討して貰いたい。

セクハラやパワハラを抑止予防或いは啓蒙のために、一定年収以上
の権力的立場の方々、企業役員や管理職等に千円の課税をして、ハ
ラスメント抑制に協賛させる試みとか、やってはどうか。

ヒトビトは課税に正義を感じ、お上の政策に共鳴すると思う。モリ
・カケ問題で権力者への忖度・贔屓が喧しい局面なのだから。何か
正義っぽいこと(偽善でもＯＫ)、やったら‥。