脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

Old soldiers never die‥

2008年07月22日 21時44分40秒 | 近況
どうやら梅雨明けか、暑さが本格的になってきた。
ジィジは、冷房のない工場で切削作業に勤しんでいる。
大分、作業クズが溜まっているので、作業着に着替えて、
炎天下の工場で、清掃と事業ゴミの袋詰めをした。

わずか二時間弱の清掃作業で、シャツもズボンも汗まみれだ。
工場内は蒸し風呂状態なのに、何故窓を開けて風通しを図らないのか、
いつも不思議に思う。ジィジは暑さに鈍感なのか?何なのか?
汗だくの私をよそ目に、平然と涼しい顔して仕事をしている。

何年か前、真夏の東京でフェーン現象が重なり、40度を超えた時があった。
家庭のエアコンもダウン気味で、どうにでもなれ、という熱さだった。
工場で働いているジィジが心配になり、ぶっ倒れていやしないかと、
様子見に行ったら、ナント、面を付けて火花を散らし、溶接をしていた!

私はこの時ばかりは、我が父親に偉大さを感じた。
その時の工場内は、おそらく45度近くあったのではなかろうか。
その上に溶接作業をしているのでは、正気の沙汰には見えなかった。
暑さに強い体質なのか、よく熱中症にならなかったものだと思う。

「お前達とは、鍛え方が違うんだ」と豪語していたこともあるが、
畳の上では死なないヒトなのかもしれない。
そういう気概ならそれでもよい。だが、もう少し自愛して貰いたい。
いや本人も本当に暑くて辛いときには、休んで涼むようだが、
仕事に熱中しやすい真面目タイプなので、暑さを感じないのだろう。


今日の私は、二時間程度の工場作業で、終えてから頭痛を覚えた。
熱中症ではなく、首周りや肩の筋肉疲労が原因のようである。
作業着と下着を脱いで、洗濯機に放り込み、
シャワーを浴びてから、水を飲んだら、とても美味しく二杯飲んだ。

昼メシも食わずに作業をしていたので、腹ペコだった。
自転車でスーパーに出掛け、おにぎりと果物を買ってから、
タバコを買いに駅前の酒屋に寄ると、70代の御主人が話かけてきた。
愛想の良い下町の親父さんである。タスポとJT批判のお話だった。

このタバコ販売方式は小売店泣かせらしい。
「全く、おカミのやることときたら、」が親父さんの口癖のようだ。
私も多いに共感して、また買いに来ますねと、笑いながら店を出た。

近所にはコンビニと時間貸し駐車場ばかりがどんどん増えている。
同時に、味のある老舗の小売店が次々と姿を消していく。
町から昔懐かしい人の匂いが消し込まれていくようで、寂しい。

私は、駅やビジネス街に溢れる業務的な人間の群れが嫌いである。
私は、人間が嫌いなのではない。
人間から人間の顔を奪っていくような無粋が許せないのである。









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