脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

洞窟のような「駅」の夢。

2015年03月01日 15時20分14秒 | 夢日記
私は薄暗く埃っぽい倉庫だか、洞穴のような場所にいた。辺りを良く見
回すと、そこは駅だった。私は、急いで遠方に旅立たねばならないこと
を思い出し、間に合うかどうか不安になっていた。

改札らしきゲートがあり、昔風の学生服を着て学帽を被った黒縁メガネ
の男が、手に切符切りのハサミを持って立っていた。男は野球マンガの
「巨人の星」に出てくる「左門豊作」によく似ていた。

私は券売機に小銭を投入して、切符を買おうとするのだが、何度やって
もおカネが中に入らず機械の外に転がり出てしまう。隣に女子中学生が
いて、ここの機械は壊れているのです、と教えてくれた。

そこで私は、改札の駅員左門豊作から直接切符を買うことにした。改札
の向こうを覗くと、全く洞穴そのものだった。こんな場所に電車が来る
とは思われないのだが、ここは駅なのだ。

改札の男は、私から小銭を受け取ると、こっちを睨みつけながら切符を
手渡し、ここから乗るで、本当にあなたはそれでいいのか? とメガネ
越しに細い目をきらめかせ、念を押すように尋ねてきた。

私はここから乗らずに何処で電車に乗れるのかと思ったが、その先の洞
窟の、この世のものとは思えない薄気味の悪い、無機質の暗さに、ここ
は「あの世」への改札口ではないかと唐突に合点すると、目が覚めた。









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