昨日、東京・江東区の森下文化センターで赤塚不二夫の「レッツラゴン」
展を観た。「レッツラゴン」は「アカツカ史上、最も過激でアヴァンギャ
ルドなギャグ漫画」と云われているが、一作品に特化した無料の作品展の
せいか、日曜の割りにお客さんはまばらだった。
画像は会場で買ったポストカード二枚。ゴン・おやじ・ベラマッチャ・
イラ公・武居記者の記念スタンプが自由に押せるようになっていたので、
買ったポスト・カードの余白に押してみた。(左のクマのベラマッチャは
スタンプではなく、カードの裏、印刷物です。)
子供時代、赤塚マンガの中でも、サイコーにしびれたのがこの「レッツラ
ゴン」だった。ギャグ漫画の極北、実験的でシュールな、であってもギャ
グという制約の中で展開されつつ、登場キャラクターも作者も、現実と漫
画を出たり入ったりしているような、超虚構的・超現実的・超ギャク的な
作品だった。
「レッツラゴン」は、真面目に語れば、私が人生で、影響を受けた文芸作
品のひとつであろう。70年代前後の若かった私は、この過激で野放図なギ
ャグ世界観に魅せられたのだ。あらゆる規範、決まり事を笑う自由奔放な
漫画世界がそこに展開されていた。現実が重た過ぎた私は、このマンガに
心を救われた気さえしたのだ。
優れた芸術作品は、ヒトを自由にする。ヒトの心を救うものだと思う。
たかがマンガなどと侮るべからず。文学であれ音楽であれその他であれ、
芸術とは、ヒトの心を救済する営みとその表現活動なのだと思う。
展を観た。「レッツラゴン」は「アカツカ史上、最も過激でアヴァンギャ
ルドなギャグ漫画」と云われているが、一作品に特化した無料の作品展の
せいか、日曜の割りにお客さんはまばらだった。
画像は会場で買ったポストカード二枚。ゴン・おやじ・ベラマッチャ・
イラ公・武居記者の記念スタンプが自由に押せるようになっていたので、
買ったポスト・カードの余白に押してみた。(左のクマのベラマッチャは
スタンプではなく、カードの裏、印刷物です。)
子供時代、赤塚マンガの中でも、サイコーにしびれたのがこの「レッツラ
ゴン」だった。ギャグ漫画の極北、実験的でシュールな、であってもギャ
グという制約の中で展開されつつ、登場キャラクターも作者も、現実と漫
画を出たり入ったりしているような、超虚構的・超現実的・超ギャク的な
作品だった。
「レッツラゴン」は、真面目に語れば、私が人生で、影響を受けた文芸作
品のひとつであろう。70年代前後の若かった私は、この過激で野放図なギ
ャグ世界観に魅せられたのだ。あらゆる規範、決まり事を笑う自由奔放な
漫画世界がそこに展開されていた。現実が重た過ぎた私は、このマンガに
心を救われた気さえしたのだ。
優れた芸術作品は、ヒトを自由にする。ヒトの心を救うものだと思う。
たかがマンガなどと侮るべからず。文学であれ音楽であれその他であれ、
芸術とは、ヒトの心を救済する営みとその表現活動なのだと思う。