脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

戸建てから賃貸マンションへ。

2019年05月04日 19時05分52秒 | 近況
昨晩、「ネットで賃貸」で地元のマンション物件を何気なしに見ていた。
住まいの物件って、検察サイトによってかなり情報が異なるようだ。見慣
れた景色に佇んでいる三階建てマンションを見つけ、ここ何処だっけかと、
グーグルで現地を探ると、私の母校(中学)のすぐそばだった。

我が家とは600メートル位しか離れていない立地である。家賃が管理費・共
益費込みで9万円。7万円台を探していたのだが、物件として惹かれるもの
が何処かある。こういうのは男女の出会いと同じなのである。突如として、
現れピンとくる。屋根付きの自転車置き場があるのが好い。サイトへ見学希
望のメールを送った。

今朝、不動産屋から早速電話が入り、今日11時に部屋を案内出来るという。
ここのマンションは第一と第二があり、空き部屋が3室あるという。間取り
はどれも2DKで9万の物件は4.5畳が畳、6畳間が板間。9万3千の物件
は2部屋とも板の間で独立洗面台が付いている。但し9万物件の方が収納ス
ペースは広い作りである。洗面台がないのは難だが、畳部屋が欲しかったの
で9万の物件に決めた。

当該物件は、南向きで日当たりも良好、オーナーが商売でガーデニングをや
っているとかで、窓の下は緑で溢れていて、隣地には建物がないので視界も
拓けている。下町特有の、ごちゃごちゃした込み入った感がないのが好い。
午後に不動産屋へ出向き、契約の申し込みをした。保証人が必要とかで、
契約書に保証人の署名・実印を付し印鑑証明と、私の住民票を添えて1週間
以内に出してくれと言う。

6/1・入居という扱いなので、初期費用として30数万円を今月半ばまで
には振り込まねばならない。私は8月末までは現住所地で駐車場事業を営
んでいるので、引っ越しは6月以降に少しずつすることになる。8月まで
は基本の生活は今の場所でする。6~8月はカラ家賃になるが、これも
物件との「出会い」であるので、仕方ない。

物件探しは、まだ左程熱心にやってなかったが、それにしても昨晩の9時
半にネットで物件を見て、今日入居が決まるとは、決まるときにはすぐ決
まるものだ。3月に実家を壊す話がきょうだいから出て、私が泣く泣くそ
れを飲み、5月上旬には引っ越し先が決まってしまった。私にとってこの
間は、人生の大転換である。

賃貸物件に住むのは、20代の頃以来で30数年ぶりになる。自分の持ち
物でない家に住むことに違和感と不安が付きまとう。不動産屋の説明では、
壁に画びょうは刺せるが、フックはダメらしい。これが「賃貸」の常識か
のようだが、私の今の部屋のように、額や掛け軸、フォトフレームを飾る
ことも、鏡とか壁時計さえ吊るせないと思うと、制約ばかりで何て窮屈な
んだろうと思った。

皆こういう生活を我慢してしているのだろうか。部屋を傷つけないための
制約やら火災保険への強制加入やら。オーナー側の物件防衛の負担を、借
主に押し付けているように見える。これが他人の不動産を借りるというこ
となのだろう。つい最近まで、自分には縁のない世界とばかり思っていた
が…。

住むことに毎月9万円掛かる。そればかりか付帯費用や更新料も2年ごと
に発生する。実家住まいなら部屋は広々としていて、その上家賃はなく固
定資産税のみである。今までが贅沢だったのだろうか。世のヒトビトは、
家賃の支払いに呻吟しながら、カツカツと生きているのだろうか。

来年の母の三回忌までは、地元に住んでいるつもりであるが、東京23区
内の「賃貸」は高くて窮屈そうである。9万円の家賃は私には負担が重い。
今後は、安い公営住宅だか、千葉や埼玉寄りの地価が安い場所で、一戸建
て物件でも探してみようと思う。自分に合った人生の場所を探すことが、
今後の目標になりそうだ。






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