私から始まる世界がある。
午前四時の暗闇だ。
夜の尻尾のような時刻だ。
今日も午前三時に目が覚めたが、
セロクエル(25mg)を半分齧り、
二度寝をして五時に起きた。
夜の闇は消えて、すっかり明るい。
空き缶集めのオバさんと短い会話をした。
やはり五時ではダメだ。
「朝」過ぎる。
夜明け前の、薄い暗闇が好きなのだ。
闇の静けさの清々しい麗しさ、
人の臭いのしない、
世界を独り占めしている気分 . . . 本文を読む
真っ青な空 燃える太陽 水の星 漆黒の夜 天球の星々 歴史の営み * * *
海から這い上がった生命 文明の数千年 いずれ新千年紀も夜更けて この星にも、人のいない朝が来るのだろうか …
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