最近ウォーターフロント開発を再訪するが、ブームだったバブル期と違い、課題が多い。マイクロ・レベルのアメニティとして、オーニング(テント)、シェードなどが少なく「半屋内空間」(拙著 ウォーターフロントの計画とデザイン ’91のP170に定義)が少なく、陽射しや風を防ぐ快適な屋外と室内をつなぐ装置に課題が多い。<o:p></o:p>
街並みのマクロ・レベルではデザインの統一かテーマ設定をすることだ。例えば歴史なら煉瓦の倉庫(ボストンのファニュイル・ホール・マーケット・プレイス)や近代ならガラスとスティール(マンハッタンのバッテリー・パークやロンドンのカナリー・ウォーフ)にあわせるのも一手だ。<o:p></o:p>
開発に関わった天保山の開発も水族館のリニューアルやサントリー美術館の変容がある。時代に合わせた見直しやリニューアルの時期なのかもしれない。この時期をよく認識するかどうかが今後の発展の要点となろう。<o:p></o:p>
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ウォーターフロント開発のブームから20年は経つ、利用者や開発競争から見直しの時期だ<o:p></o:p>
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