「さくらんぼ」と「アメリカンチェリー」、栄養豊富なのはどっち?
さくらんぼというとこの時季、佐藤錦などの国産ものと、赤みが濃く大粒のアメリカンチェリーと言われる輸入ものが同時に店頭に並んでいます。
両者に栄養などの違いはあるのでしょうか。
さくらんぼは体を温める?
果物というと、体を冷やすものが多いのですが、さくらんぼは珍しく体を温める効果があると言われています。
古くから寒い所で育つものは体を温めるといわれていて、さくらんぼもその一つです。
また薬膳の世界では胃腸の消化吸収能力を高め、下痢を止め、顔色を良くすると言われ、エアコンなどで冷えすぎたり冷たいものを食べすぎたりした時にはおすすめの果物です。
「さくらんぼ」と「アメリカンチェリー」の栄養成分
栄養面での主な違いは、国産ものは輸入ものに比べてαカロテンが13μg(アメリカンチェリーは含まず)、βカロテンやβクリプトキサンチンが3〜4倍多いことが挙げられます。
αカロテンは体内でビタミンAに変化し、抗酸化作用が強く、活性酸素の発生を抑制する働きがあります。
また皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視覚を正常化したりする効果を持つと言われています。
アメリカンチェリーには、国産ものに比べてナトリウムを排出し高血圧予防に効果があるカリウムが1.2倍、骨を形成したり、血圧や体温調節に関わるマグネシウムが2倍含まれています
貧血予防や産前産後には欠かせない葉酸や糖質も若干多めに含まれています・
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