いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

ドラッカーの『マネジメント』

2010-06-11 | 読書

最近話題の本である。ネット上この本の紹介は『敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。』となっている。

著者は岩崎夏海(いわさき・なつみ)氏。『1968年7月生まれ。東京都日野市出身。東京藝術大学美術学部建築学科卒。大学卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」等のテレビ番組の制作に参加。アイドルグループ「AKB48」のプロデュース等にも携わる。その後、ゲームやウェブコンテンツの開発会社を経て、現在はマネージャーとして株式会社吉田正樹事務所に勤務。』と巻末で紹介されている。

確かに経営書というのは読んでも面白くないので、特にドラッガーの著書のようなものとなると1ページ目を開いた時点でため息ということになる。しかし、多くのスポーツの監督、マネージャーに経営学を専門的に勉強したことがある人が多いことに驚かされる。残念ながら日本では聞いたことが無いが。

今日から南アフリカ共和国でワールドカップが開催される。かって、日本サッカーに多大の貢献をしたハンス・オフト(Hans Ooft)についての著書、軍司 貞則氏「オフト革命 ワールドカップ日本出場の原点をつくった男」を読んだことがある。

ハンス・オフトは足の負傷により現役を退いた後、経営学を専門的に学んでいる。勿論ドラッガーについても学んだに違いない。彼のチーム作りには、使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略それをサポートするマーケティング・・・経営学に基づき企画されていた。