釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】釣行前記 (2022/09/10 野毛屋)

2022-09-12 06:02:00 | 釣り
今年のショウサイフグの「寄り」は、8月半ばから始まって9月に入っても勢いは衰えない凄い状況だ。

とは言え、前回釣行で満足したんでおチビ相手は今年はもういいかな。

寄りフグでは湾フグ特有の繊細な駆け引きがないから、数が釣れても物足りなさを感じるのですよ。
釣れて文句を言うとは贅沢ですがね。

ならば何を釣りに行こうか。

夏が旬で定期的に無性に食べたくなる、釣り味よりも食味が優先のアジが思いたった。

アジはアジでなかなか奥が深い釣りだから、修行としても良いだろう。

脂が乗った爽やかなアジの刺身を食べたいな。


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【釣】親子DEエンジョイフィッシングスクール (2022/08/28 カサゴ 島きち丸)

2022-09-09 06:27:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィシングスクール」。

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行して支援しつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。

8月の開催はカサゴ。
釣り教室では初の釣りものです。
8月28日(日)に片瀬漁港の島きち丸さんで開催しました。

私は今年2度目のサポートです。
新任インストラクターも増えたので、それぞれが割り振られた回のみの出番になります。



この日は雨が絡む曇天の予報で、風が吹くとひんやりする気温でした。
天気は良くないですが、強烈な日差しに炙られるよりも釣りには良いコンディションでしょう。

残念ながら1組がお子さんが発熱とのことでキャンセル。
総勢19名を8名のインストラクターでサポートします。



私はJOFI神奈川役員のお孫さんの大学生グループ6名を担当します。
釣り経験者、未経験者が半々でしたね。

陸で軽くカサゴ釣りのポイントを説明し、あとは船上で実際に道具を使っての指導です。

大学生なので説明だけで仕掛けのセッティングを任せられるのは楽でした。



ところが船に乗り込んだところから1名が船酔いを発動。
出船時には横になっている有り様です。

酔い止め薬は飲んだそうですが寝不足が祟ったようです。
寝不足、空腹は船酔いに繋がりますからご注意くださいね。

結局彼は一度も竿を握らないまま港に戻るまでキャビンでダウンしてました。
辛かったでしょうね。



出船して江ノ島の東側の根周りで釣り開始。

仕掛けは市販の胴突き2本バリ、エサはサバの短冊です。
根を攻めるので、小まめに底取りしないと根掛かりが頻発します。

その都度根掛かり外し、切れた仕掛けの補修、オモリを消失すれば手配、オマツリほどきと、5人の面倒を見るのは忙しいです。

その合間に釣り方のアドバイスをします。

頻繁に底を取る釣りですから、リールをパーミングして竿を持ち、ラインを出す時にはサミングする基本操作。
魚が掛かったら、巻き上げから取り込みまでの所作を指導、チェックを入れます。

相手が大学生だから意志疎通が取りやすいので楽ですね。


(ゲット!JOFI神奈川のホームページから。)

初めはぎこちなかった竿捌きが良くなるに従って1人また1人とカサゴを揚げていきます。

根と魚のアタリの区別がつくようになると、どんどん数が伸びて行きました。



仲間同士で数を競い、小型は唐揚げサイズ、良型は刺身サイズと評価しあって盛り上がっています。

沖あがり後は集まって皆で料理して食べる予定とのことです。

自分たちで釣ったカサゴでパーティーなんて楽しいでしょうね。



魚捌けるの?と聞くと、「そこは気合いで」とのこと。
苦労するでしょうけれど、仲間とならそれも楽しいでしょうね。

途中小雨が降ったり、潮止まりでアタリが遠退いたりはありましたが、波もなく穏やかで釣りやすいコンディションで12:30に沖あがりを迎えました。



グループで1人7~8匹は釣ったでしょうか。
これだけあればカサゴパーティーに十分ですね。


(当日サポートしたインストラクターたち。JOFI神奈川のホームページから。)

参加された皆さんしっかりカサゴが釣れて、お土産には十分な数が獲れたようです。

更に、帰港して陸に揚がったところで、島きち丸さんから参加者全員とインストラクターに、じゃこと昆布の佃煮をお土産にいただきました。

島きち丸さん、嬉しいお土産ありがとうございました。

陸に揚がってもダウンしている1名を除いて大学生グループから「楽しかったです」とお礼の言葉をいただきました。
楽しんで貰えて何よりです。

釣り教室は11月まで毎月開催します。

いろいろな釣りもの、釣り方で船釣りを楽しんでいただけたらと思います。
またご一緒出来ることをスタッフ一同、楽しみにしております。


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【食】ショウサイフグ新子のチリソース炒め、塩焼き、湯ぶり

2022-09-05 06:14:00 | 釣魚料理
ショウサイフグの新子寿司を味わった翌日の月曜日から仕事で帰りが遅くなり、ペーパーを替えてはいたものの、残りの身は冷蔵庫に寝かせたままだった。

1週間経っては生食は厳しかろうと、火を使った料理で残りの新子を平らげますか。


(3匹分で。)

ショウサイフグ新子の塩焼き。

次男が不在なんで3人で1人1匹分ね。
半身に塩を当てて暫し置き、グリルで焼く。

シンプルだけどストレートにフグを味わえる品だ。
淡白なんでおかずにはちょっと物足りないけど、一品料理としてはイケますよ。

家族の評判良し。


(2匹分で。)

ショウサイフグ新子の湯ぶり。

新子の身を10秒ほど湯がいて氷水で冷し、ぶつ切りに。
半生の身をポン酢で味わう。

寝かせ過ぎたから弾力に欠けるけど、何ら問題なし。

かみさんは警戒して箸を着けなんだ。


(定番ね。)

ショウサイフグ新子のチリソース炒め。

お手軽で量をこなせるし、ご飯が進むし、何より旨い。
ピリ辛味付けに負けない、ショウサイフグの実力が発揮されるメニューね。

フグチリは既に我が家の定番メニューですぜ。


(上品。)

フグ出汁の味噌汁。

新子の中骨が勿体ないから、出汁を取って味噌汁にしてみた。

鰹出汁に比べ強さはないが上品な旨味。
新子だと出汁も違うのかな。


(集合写真。)

1週間置いてしまった新子たちは火を入れても旨かった。

また来年、たくさんの新子に会えると良いな。



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【食】ショウサイフグの新子寿司

2022-09-02 06:19:00 | 釣魚料理
野毛屋さんでの寄りフグ釣行の釣果は39匹。

新子サイズは生でいただくのが良かろうと、釣行当日は刺身でいってみる。


(艶々だ。)

ショウサイフグ新子の刺身。

小さい身を削ぎ切りにするのが難しかったから、半身のままで良かったかな。

透明感がある身はプリプリで味が濃い。
これは旨いわ。
新子ならではの期間限定のお楽しみだ。


(新子サイズはこれね。)

翌日。

その新子で寿司を仕立てるぞと宣言しておいたんで、仕込みに入る。

いつもはショウサイフグを塩フグにしてから握るのだけど、新子に塩を当てては塩味がきつくなるだろう。

そこで、


(初めて使います。)

ピチットシートが登場。

浸透圧で食材の水分を抜くという優れもののシートだ。
先般フィッシング相模屋へ行った時に買ったのですよ。


(シートで挟むだけね。)

3枚下ろしの半身をシートに挟み、冷蔵庫へ。
刺身だと30分から1時間置くそうだ。

時間経過後にシートから取り出すと、良い感じに水分が抜けてるぞ。
塩を当てずに済むのは白身魚には助かるな。

ピチットシート、画期的だ。


(半身で1カン分のネタに。)

水分が程よく抜けた半身を開いて寿司ネタにする。

半身が寿司1カンのサイズにちょうど良いのも新子ならではだ。


(仕込み完了。)

準備が整い、独りで黙々と握りに入る。
ネタに合わせてシャリは小さめね。

彩りと味変のために市販のサーモンを添えるのも毎度のこと。


(頑張りました。)

ドーンと50カンを握りましたよ。
頑張りましたよ。

綺麗に透き通る身は下に敷いた大葉が透けて見える。


(綺麗な身ですよ。)

ネタに合わせたシャリは一口サイズなんで、パクパクとイケちゃう。
いくらでもイケちゃう。

いつもの塩フグよりも清々しい爽やかな旨味。
間に挟まる脂が乗ったサーモンのコクが良い味変になる。


(サーモンも旨い。)

たらふく食べて満足、満足。

寿司にするには、熟成が必要なトラやアカメは手間が掛かる。
コモンも数日は寝かさないと寿司ネタには向かない印象だ。

釣った当日や翌日にベストな状態で寿司に仕立てられるのはショウサイフグならではだろう。
土曜日釣行の釣り師にはありがたい存在なのよ。

美味しくいただけた新子に感謝して、来年の寄りも盛大になることを期待しましょう。


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