釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグの刺身・唐揚げ・白子ポン酢

2020-06-12 06:35:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの2ヵ月振りのショウサイフグ釣行の結果は4匹。

昼過ぎまで型を見れずにボウズを覚悟したくらいだったから、フグと白子にありつけるだけで良しとしましょう。


(こちらが釣果。)

白子率は3腹分の75%。
まあまあな確率だったのが救いで、1匹良型がいたから大きな白子がお楽しみだ。
もちろん今季初もの。


(久しぶりです。)

まずは刺身で。

1日寝かせて水分を抜いたモチプリ食感。
久しぶりだから家族皆で箸が進みましたよ。

やっぱ旨いね、ショウサイフグは。


(こちらは定番。)

残りの3匹はかみさんのリクエストで全て唐揚げに。

ごはんが進む定番はホクホクでイケますぜ。


(これですよ。)

初物の白子。

下処理したのをポン酢でそのままいただく。
かみさんと次男は敬遠するから長男と2人で分かち合う。

トロッとしたコクにポン酢と小ネギの爽やかさがマッチ。
旨いなー。堪らんなー。


(集合写真。)

2ヵ月振りの食卓にフグがある風景。
待ちわびた甲斐があったね。

4匹だと1食の定番メニューのみで消化しちゃったから、次は数を揚げて色んなバリエーションでいただきたいな。


(チョイ破裂した白子。)

翌日は残した大きい白子を焼いてみた。

穴を開け忘れたから破裂しちゃったんで、見た目も焼きあがりもイマイチ。
もっと焦げ目を着けたかったな。

でも、味は申し分なし。

自粛明けの釣り再開で今季初のショウサイと初白子。
シーズンはまだ続くからお楽しみもこれからですよ。
次こそたっぷりいただきますぜ。

多分。


🐡

【釣】喜びに包まれながら現実に悩む (2020/05/29 ショウサイフグ 野毛屋)

2020-06-08 06:13:00 | 釣り
緊急事態宣言が明けて、2ヵ月振りに待ちに待った野毛屋さんへ。

野毛屋さんでは現在、感染防止対策として完全予約制にして半数の定員で営業している。
お客は余裕の釣り座で良いけど、宿は売上げ半減だから大変だ。
早く通常どおりに戻れますように。


(お久し振りです。)

自粛明け初の週末は同じように活動再開を待ってたお客で混むだろうからと、金曜日に休暇を取ったのだけど、野毛屋さんに5:10着で17番目。
コインパーキング確定の番手だ。

皆さん、前のめってますねー。


(海だー。潮の香りだー。)

今日のフグ船は勇治船長と健船長の親子2船出しだ。
実釣時間が下げ潮だから、釣り座は艫側から埋まっているところ、健船の左舷舳2番目をチョイス。

新型コロナ対策で宿には籠っていられないから、ご挨拶と受付けを済ませたら早々に船に乗る。


(潮はこんな感じ。)

晴れた空、そよぐ風。

船上での準備すらウキウキして楽しい。
何だか体に溜まって澱んでいたものがスーッと抜けていくような解放感がある。

やっぱり海は良いなー。


(青い海に青い空。気持ちいいー。)

半数にしてる定員一杯で定刻前に出船。

平潟湾を出て八景島シーパラダイスをかすめて東京湾を横断するクルージングがまた気持ち良い。

これですよ、これ。


(釣り日和だね。)

富津沖で釣り開始。
ショウサイフグはアンカーを打っての掛かり釣りだ。

仕掛けはカットウオンリーで勝負。
誘い上げ、誘い下げてゼロテンで待つ。
2ヵ月振りで誘いがしっくり来るまで時間が掛かるな。

潮止まりのスタートだから潮は動かず、
「型見たよ。」のアナウンスがあっても単発で続かない。


(気持ちいいー。)

お隣の舳の方がチラシ仕掛けでポツポツとショウサイを揚げてるものの、こちらは音沙汰なし。

アタリなく、エサも食われずでも海風に撫でられて竿を動かせるだけで満足ですよ。
いつか来るだろう、とのんびりと構えて誘い続ける。


(風景写真が続くね。)

そのまま、1時間、2時間が経過。

お隣さんは既に5匹くらい揚げてるものの、こちらは相変わらず音沙汰なし。
チラシ仕掛けの方が良いのか?

それでもそのうち来るだろう、と信じる誘いを続ける。


(移動中。)

ところが、動き出すだろう時間になっても潮は緩いままで一向に流れない。

代わりに活発なのがアカクラゲ。
度々誘いに違和感が出て揚げると、仕掛けにアカクラゲの触手がベッタリと着いてきて、いちいちティッシュで取り去るのが大変ですよ。

3時間が経過し、変化があったのはそのくらい。
フグからは何の音沙汰もないまま10時過ぎに富津沖を切り上げ、大貫沖に移動する。

この時はまだ釣りを出来る喜びに包まれて伸び伸びしていましたね。


(大貫沖。まだ風景写真が続く。)

潮は変わらず動かないまま。

それでも舳側のお隣さんはポツポツとショウサイを追加し、それを見てチラシ仕掛けに変えた左隣の方も型を見、更にそのお隣のフグ釣りは初めてだろう方も良型を揚げた。

並びで揚げてないのは自分だけだ。
マジか!?

こうなると釣りの喜びから一転、焦りが勝って来る。

誘い方を変え、ゼロテンの待ち時間を変え、仕掛けをチラシに変えようかとも考えたけど、そこはギリギリ僅なプライドで踏み留まる。

2ヵ月前に余って冷凍していたアカエビを使っていたのを、本日配られたものに変え、マルキューのエビプリを振り掛けアミノ酸を添加する。
オモリも色を変え、号数を変え、最終的にワインレッドの丸型6号まで落とす。

これまで伸び伸びしていたところが尻に火が着き、もはや現状を打破しようと必死ですよ。


(それでもまだ風景写真。)

それでも音沙汰なし。

偉そうに湾フグの釣り方をまとめたのに結果がこれか?
再開していきなりボウズを食らうのか?

潮流からすると不利な釣り座なものの、お隣さんは釣ってる。
誘いは悪くないはずなのに、ショウサイは何が気に入らないのだろう。
同じつもりでも、この2ヵ月でどこか釣り方が変わってしまったのだろうか?

焦りとともに頭の中はぐるぐると打開策を探る。

12時頃。

場所変えをしたところ、本日初の払い出しとなる良い潮の流れだ。


(良い潮だけど風景写真。)

すると、初めての触りが出ましたよ。

待ってましたと、すかさずアワセるもスカし、誘い下げからゼロテンで待つ。
ドキドキしながら竿先を見つめて、アタリにアワセるもまたもやスカ。

いるぞ、いるぞ。

斜に構えて集中して竿先を凝視。
竿先が揺れた瞬間に反応するとサクッときた!
腕を掲げて追いアワセをくれてゴリ巻きに移行、横走りしたのを引き戻しつつブチ抜いた。


(やっと12:03に1匹目。)

やっと型を見ましたよ。
長かったー。

しかし、ホッとしてはいられない。
ここで稼がねばならん、とすかさす打ち返す。

すると、間を置かずにアタリが出る。
アワセも決まって立て続けに3匹を獲る。


(食ってくれてありがとう。)

左隣の方に「調子が出てきたね」とお声掛けいただき、「ようやくですよ」と返せた。

本当に、ダメな時は全くダメで、ハマる時は立て続けってのがあるんだよね。

フグの気持ちは難しいのよ。


(再びの風景写真。)

結局、盛り上がったのはこの1箇所だけ。
その後はどの場所でも再び沈黙が続いた。

結果の釣果は4匹。
あの連チャンがなければ本当にボウズを食らっていたかもしれないな。


(捌き後の身欠きと白子。)

白子は3腹分が取れて高確率だ。

久しぶりのショウサイフグ釣りは苦戦を強いられたものの、楽しかった。
後半は焦りと悩みに苛まれたけど、改めて湾フグ釣りの難しさを教えられた。


(沖あがり。)

今季初の白子にありつけるのが楽しみだ。
釣りの方はまだまだやれること、精度を上げられることがあっただろう。

渋い状況にあっても、それを突破出来るテクを身につける必要がある。
まだまだ精進せねばなりませぬな。

・ショウサイフグ : 4
船中:0~12
小潮


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【食】フグ飯まとめ アカメフグ編

2020-06-05 05:52:00 | 釣魚料理
湾フグ釣りは秋・冬になるとアカメフグ(正式名称はヒガンフグ)がターゲットになる。

アカメフグはショウサイフグよりも大型になり、40cmを超えるデップリしたサイズの釣り味は堪りませんよ。


(目が赤いでしょ。)

(身欠きはこちら。)

固く筋肉質の身はトラフグと同様に熟成が必要。
1週間~10日寝かせていただく刺身はショウサイフグとはまた違った味わいだ。

冬場がメインということもあって、我が家では鍋や火を使った料理でいただくことが多いな。


(刺身。)

アカメフグの刺身。

しっかりしたその身は薄造りの刺身にしても歯応えがあって、噛めば噛むほど旨味湧く。

ショウサイ以上に「フグ」を食べてる感があるよ。


(ブツ切り鍋の具。)

(しゃぶしゃぶ。)

アカメフグは何と言っても鍋だ。

かつては刺身よりチョイ厚めに下ろしてのしゃぶしゃぶが定番だったけど、今季は釣り立てのをブツ切りにしたチリ鍋にハマった。

プリプリの身は鶏肉のような食感だけど、脂分はなく淡白なのに旨味が豊富。
魚と肉の中間のような味わいと満足感はフグならではなかろうか。

〆の雑炊やラーメンも絶品ですよ。


(唐揚げ。)

鶏肉より上品だけど満足度が高い、アカメフグの唐揚げ。

我が家で一番頻度が高い定番メニュー。


(塩焼き。)

(中骨の塩焼き。)

塩して焼いただけの塩焼き。

シンプルだけど、だからこそ分かる身質の良さ、旨味の濃さ。

アカメの実力が良く分かる品だね。


(漬け炙り。)

(漬け炙り丼。)

アカメフグの漬け。

三枚に下ろした身を漬けダレに1日漬け込む。
生でも良いけど、表面をバーナーで炙るのがお勧め。

外が香ばしく、中がミディアムレアくらいのを切り分けていただく。
その味わいと歯応えは上品なチャーシューを思わせる。
これは釣らないと味わえないでしょう。

オン・ザ・ライスにすると、何とも贅沢な絶品丼になりますよ。


(フグ飯。)

アカメフグのフグ飯。

中骨で取った出汁、更に炙った中骨ともども炊きあげて、仕上げにアカメの身も投入。

家でこれがいただけるのはフグ釣り師ならではの幸せだね。


(フグ丼。)

野毛屋の健船長が「究極のフグ丼」と命名し、「ザ・鉄腕DASH!」でTOKIOメンバーに振る舞ってた品。

アカメの身をアカメの出汁で煮て卵でとじる。
鶏肉の親子丼よりも上品で溢れるフグの旨味が堪らんよ。

確かに究極だ。


(カシューナッツ炒め。)

アカメフグのカシューナッツ炒め。

ショウサイフグでも仕立てたけど、身がしっかりしているアカメフグの方が合うな。

度々リピートするお気に入りの品。


(フグタ。)

アカメフグのフグタ(酢フグ)。

アカメの身は中華と良く合って、鶏肉のみならず豚肉の代わりまでこなしてしまうのはさすがだ。

豚肉ほどの野種味はなく上品だけど、甘酢餡に負けずに存在感を示す。
酢豚より好みだな。


(フグ南蛮。)

アカメフグ南蛮。

鶏肉の代わりにアカメフグで仕立てたところ本家を超えた旨さに感動、何度も我が家の食卓に登場した品。

料理におけるアカメフグのポテンシャルは凄いと思い知ったな。


(雑煮。)

アカメフグ出汁の雑煮。

湾フグ釣りを初めてから、毎年正月に仕立てるのがこれ。

アカメの身は入れずに中骨で取った出汁だけなんだけど、優しく滋味溢れるこの椀は正月に欠かせない我が家の味になってますよ。

アカメフグ釣りは秋から。
今から再会が待ち遠しいぞ。


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【感】やっと届いたアベノマスク

2020-06-02 19:20:00 | 雑感
本日我が家にアベノマスクが届きました。

洗えば繰り返し使える布製マスク。

布製マスクにお目に掛かるのは中学校の給食当番でした以来でしょうか。
とても懐かしく思います。

使い捨ての消費が当たり前となったこの時代に、ノスタルジーと共に我々が忘れてしまっている大切な何かを思い出させてくれます。


(綺麗で不備なんてございません。)

一時期店頭から消えて、並んでも購入がままならず、転売などで価格高騰していた不織布マスクも、需要が落ち着いた今では問題なくお店で買えるようになりました。

これも菅官房長官がおっしゃるとおり、繰り返し使えるアベノマスクが全世帯に配られたお陰です。
ありがとうございます。

きっと新型コロナウイルスの感染者数が下がったことにもアベノマスクが一役買ったに違いありません。

厚生労働省とアベ政権の皆様方の深慮の政策から本日手にすることが出来ましたが、我が家ではアベノマスクを待ちきれず、十分な数の不織布マスクを買ってしまいました。
申し訳ございません。

アベノマスクはいざという時のために大事に保管させていただきますね。


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