釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】及第点でシーズンインのショウサイフグ(2023/02/24 ショウサイフグ 野毛屋)

2023-03-10 05:16:00 | 釣り
野毛屋さんへの平日ショウサイフグ釣行は4:45到着で4番目。
宿横の駐車場に停められるのは久し振りだ。

フグでは先頭なんで釣り座は選び放題、右舷大艫をいただきましたよ。


(毎度。)

平日だし雨も絡む予報だからか、開店時点でフグ船に乗るお客は少なく、異次元の常連さんもお見掛けしない。

有利な釣り座を押さえたし、これはチャンスではあるまいか?


(本日は十号船。)

船で準備をしているとパラパラとお客が乗ってくる。
右舷は7名だったかな。

更に出番がないユキちゃん船長が乗り込み、健船長も右舷胴の間で竿を出す模様。
すると、大貫沖でアンカーを打っての掛かり釣りだな。


(出船。)

出船して東京湾を東進する。

曇天だけど体感はそれほど寒くない。
雨が絡む予報なものの、夕方からだから釣り中は持つでしょう。


(潮はこんな感じ。)

大貫沖で釣り開始。

仕掛けは通常カットウのみ。
潮が早くなく曇天なんで、オモリは蛍光白のナツメ8号をチョイス。


(久し振りの大貫沖。)

陸の気温は春めいて来たけれど、海中は1ヶ月遅れになるから海水温は低いままだろう。
フグたちの活性もまだ低いのではないか。

ならば誘いはゆっくり、優しく、小さめだな。
などと考えながら誘い続ける。
ゼロテンの待ちは5秒。

胴の間の健船長の誘いを横目でチラ見しつつ誘い続けるも音沙汰なし。

じっくり構えますか。


(釣り開始。)

周りも揚ってないから焦ることなく誘いを続けられる。

暫し誘い続けてるとゼロテンで違和感程度の気配が出る。

いるね、いるね。

一層丁寧に誘い、ゼロテンカウント「5」のタイミングでシャクるとサクッ!


(8:04に1匹目。)

小振りなショウサイフグをゲット。

それを見てた健船長から「ちっちぇー」とツッコミが入ったけど、キープOKが出ましたよ。
刺身はおチビが旨いからね。

これを皮切りにポツポツと時速2匹のペースで揚がる。


(8:46に5匹目。まぶたの皮1枚に掛けてます。)

群れていないのか、群れてるのにヤル気がないのか分からんけど、アタリが出るまで時間が掛かる。
大半はアタリまでいかない気配レベルの反応だし、誘いのシャクりで掛かることもある。

集中して丁寧な釣りをしないと数が獲れない状況で、これはこれで湾フグの楽しさではあるね。


(正面に川崎丸さん。)

気配を察知しても逃げられたり、アワセが大きくなってスカしたり、ショウサイフグとの勝負が楽しい。

大艫の利を活かして放射状にキャストして探索すると、寄せる途中で手感度のアタリとともに掛けた。
強いアタリに何だ?何だ?とゴリ巻きから抜き揚げると、


(チビトラ。)

トラフグ。

おチビですがトラはトラ。
ありがたくキープさせて貰います。

以前に増して東京湾や相模湾で子トラを見る機会が増えてる。
稚魚放流によって自然繁殖が進んでるのだろうね。
今年も大盛況のXディがあるといいな。


(雲が厚い曇天。)

潮止まりが近付くに連れてペースが落ちて来るも、キャストを織り交ぜて探索し、何とか午前中にツ抜ける。

目標アベレージを達成してホッとできた。
ここからは貯金だぞ。


(11:43に10匹目。)

追加で桶を取りに来たユキちゃんから「今何匹?」と聞かれ、10匹と返す。

ユキちゃんは十幾つ?と聞き返すと「20だよ!」とのこと。

ダブルスコアで千切られているとは、やはり次元が違うな。

しかも、これまでエサは7尾しか使ってないそうな。
この辺りに差を埋めるヒントがあるのかもしれんな。


(潮止まり。)

昼を過ぎ、底りを迎えてアタリが遠のくとカップ麺で腹拵え。

集中度を落とした省エネモードの釣り方に切り替えても手は止めない。

その中でサクッと掛けたのは、


(キミかね。)

イイダコ。

続けてガツン!と掛ければ、サメ。

更に、ガツガツと出たアタリをスカし、エサを付け替えて同じポイントに落とすと再びガツガツ。
アワセ一発、揚げたのは、


(キミかね。)

良型のムシガレイ。

嬉しいゲストのムッシーは無条件でキープしますよ。

ゲストの合間にショウサイも揚げて14時を回ったら、右舷から捌きタイム。

流し釣りのアカメやトラは港に戻ってからだけど、掛かり釣りのショウサイフグは沖で捌いて貰う。


(本日のフグ。)

左舷を捌き中にラストのショウサイを揚げて終了。

結果は13匹。

右舷では良い成績だと思うけど、ユキちゃんは25匹だそうだ。

有利な釣り座で釣っても倍近く離されるとは、まだまだできることがあるのだな。
湾フグ釣りは奥が深いな。


(沖あがり。)

アカメシーズンを終えて、ショウサイフグシーズンスタートとしてはまずまずの釣果なものの、腕次第でまだまだ獲れる余地があるのはユキちゃんとの釣果の差から明らか。

さてそれは何なのか?
異次元を目指し、湾フグ探求の修練は続きます。


・ショウサイフグ : 12
・トラフグ : 1
・ムシガレイ : 1
・イイダコ : 1(リリース)
・サメ : 1(リリース)
船中0〜25
中潮


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