ゴリラのビックリばこ

【タイトル】ゴリラのビックリばこ
【文・絵】長新太
【出版社】絵本館
【価格】1500円（本体1456円）
【あらすじ】
いろいろなビックリばこをつくって、みんなをビックリさせて喜んでいるゴリラがいた。ある日ブタがやってきて「今日はどんなビックリばこですか？」と聞いた。
ゴリラが箱のボタンを押すと、中からメガネが飛び出してブタの顔にくっついちゃった。ブタは鏡を見て、「やっぱり似合わないから返すよ」と言ったけど、ゴリラはすました顔で「メガネは顔からとれません」って言いやがる。
そのうち、魚もカエルもライオンもシマウマもカバもキリンもトカゲもヒョウも、みんなメガネをかけられてしまった。ゴリラの仕業だよ。
そんな様子を木の上から見ていたゴリラは大笑い。怒ったカバが木にドスンとぶつかって、ゴリラはビックリばこを落としてしまった。カバはメチャクチャに箱を踏み潰したよ。「あ～、しーらないよ、しらないよ」ってゴリラ。どうやら箱には２つボタンがあって、片方を押すとメガネが取れるようになってたらしい。
怒ったライオンがゴリラを脅して、またビックリばこを作るように命令した。
だけど怖いライオンの顔がチラチラして失敗ばかり。さてさて、ちゃんと作れるのかな？
【感想】
単純におもしろいです。”ブタがメガネをかけたらブタヤマさんって感じ”とか、メガネザルもメガネをかけられちゃったから”メガネメガネザル”になっちゃったとか、今までメガネなんかかけたことないから、よく見えなくなっていろんなものにぶつかるとか、おもしろい表現がいっぱい。
失敗したビックリばこも笑える。
そして、何よりも何よりもおかしいのは、このゴリラの顔がマユサクに似てるってことだ！