ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.6

2017-06-13 | スピーカー
『新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.5』の続きです。

試聴室に新しいスピーカー英・モニターオーディオ BRONZE 1がやってきました!

今日は一歩踏み込んだ使いこなしとして

スーパーツイーターを使用してみます。



ピッコロ2での音質の変化ですが、

ピッコロ2は音場を豊かにするためのツイーターですので

当然サウンドステージが明確になり

奥行き方向に広がっていくのですが、

音質面での変化は低音に現れます。

一番分かりやすいのはバスドラです。

バスドラをおなか一杯鳴らしたいときはツイーターが効果的。

低音を増やしても『ボンボン』というだけですが、

ツイーターを付加することで『バシッバシッ』という音になります。

モニターオーディオ BRONZE 1は小型のため

40Hz以下の超低域の再生は規格上は難しいのですが、

ツイーターによって40Hz以下の音が『それっぽく』聴こえるようになります。

実際に出ているわけではないのですが、

大型スピーカーになったような感じ方をするようになります。

低音がビシッと出なくて困っている方にはお勧めの対策です。


最後に残った中域ですが、

600~700Hzあたりのゆるいピークをとってフラットにします。

これは電子回路の御世話にならないとムズカシイです。

そこでコイルを利用した電源を使わない簡単なフィルターを設計してみました。



抵抗、コンデンサー、コイルを使用します。



中心周波数は740Hzあたりです。

とても簡単なフィルターです。

まずはこのフィルターで音質の変化をテストしてみましょう。

このフィルターはプリアンプとパワーアンプの間に使用します。

音質の変化ですが・・・次回に続きます。



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新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.5

2017-06-12 | スピーカー
『新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.3』の続きです。

試聴室に新しいスピーカー英・モニターオーディオ BRONZE 1がやってきました!



今日は左右のスピーカーの距離を考えてみます。

最近はニアフィールド・リスニングが流行っていますが

あまりお勧めではありません。

スピーカーから発せられる音波はある程度の空気を通過する前提で設計されています。

例えば、アルテックのA5やA7は本来映画館用のスピーカーですので

映画館のような広いスペースで聴くと、とてもよく纏まっているのですが、

6畳間に持ち込むとナカナカ難しい状態になります。

また、別の例として、

20年程前セレーションSL-6siという大ヒットした小型スピーカーがありました。

当時の輸入元によるとイギリス本国では20畳程のお部屋で鳴らすそうです。

BRONZE 1のように小型のスピーカーでも2m以上の距離をとりたいところです。

ここまでのセッティングでおおまかなバランスはとれました。

次にアクササリーを使ってみましょう。

まずは音場感の向上をねらってスーパーツイーターを設置してみます。



ピッコロ2(¥12800円・ペア・税別)という折り紙をモチーフにしたツィーターです。

ピッコロ2は高域の補強が目的ではなく

上下方向に豊かなサウンドステージを造り出すことを目的としています。

ピッコロ2を使うと音質の変化としては・・・次回に続きます。



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新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.4

2017-06-11 | スピーカー
『新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.3』の続きです。

試聴室に新しいスピーカー英・モニターオーディオ BRONZE 1がやってきました!

今日からは使いこなしについてです。

最初に、このスピーカーの聴感上の周波数特性ですが、

50Hzから立ち上がって

600Hzあたりに緩やかなピークがあり

5kHzあたりから3dB程低下し、

そのまま20KHz以上まで伸びているような印象です。

これをセッティングによってフラットに近づけていきます。

まず、小型スピーカーなので40Hz以下の超低域は諦めます・・・。

50~200Hzですが、この帯域はほとんどが後面のバスレフポートから放射されます。



音は後面から出ますので

スピーカーの後ろ側の壁が十分に頑丈な壁であれば反射させて聴くことができます。

当社の試聴室はログハウスです。壁の厚みは50mmで十分です。

スピーカーの後ろ面と壁との距離を調節することによって

50~200Hzの音量をコントロールすることができます。

壁に近づけると低音は増えますが、低音の明瞭度は低下します。

今回の場合距離は45cmが良いバランスとなりました。

中域はあとで検証します。

5KHz以上は直進性が強くなりますので

ツィーターの角度と耳の位置を合わせることによって

音圧が下がることなく超高域まで再生することができます。

角度は水平方向はもちろん、垂直方向も合わせることが必要です。

今回は5kHz以上が足りない状態ですのでしっかり角度を合わせました。



ここまでのセッティングで壁との距離と角度が決まりました。

次に左右のスピーカーの距離を考えてみます・・・次回に続きます。



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新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.3

2017-06-10 | スピーカー
『新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.2』の続きです。

試聴室に新しいスピーカー英・モニターオーディオ BRONZE 1がやってきました!

音を出してみました。

プリアンプは雷鳥3、パワーアンプはモノラルのマルチアです。



第一印象は『やさしい音』です。

クアドラルのスピーカーで鳴らすライブレコーディングの音源は

音がグイグイせまってくる感じがありますが

モニターオーディオからの音は耳障りが良く、癒してくれる音です。

このサイズのスピーカーでは高域にバランスが偏ったものが多いのですが、

このスピーカーは中低域にアクセントがあります。

超低域はバッサリ切ってある印象です。

音場は豊かでクアドラルに匹敵する奥行きを再現してくれます。

また、大音量は苦手なようです。

この試聴室は12.5畳ですが、

大音量で鳴らすと曲によっては歪っぽくなる部分がありました。

ノーマルな状態で鳴らすならば、

12畳までの部屋で

隣の人と会話が出来るくらいまでの音量(といってもかなり大きいですが)

得意なジャンルはクラシックならば室内楽。

JAZZヴォーカルも良い感じで鳴ってくれました。

また、意外なジャンルとしてはビートルズは良かったです!!

同じイギリスの生まれだからでしょうか??

高域のちょっとやかましい部分が上手くコントロールされていて

聴き疲れしません。

これは意外な発見でした。

60年代のポップスもお勧めです。

ノーマルの状態でもマズマズです。

それではイロイロ調整してみましょう!・・・次回に続きます。



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新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.2

2017-06-09 | スピーカー
『新しいスピーカーがやってきたぁ! vol.1』の続きです。

試聴室に新しいスピーカー英・モニターオーディオ BRONZE 1がやってきました!



このスピーカーのツイーターには25 mmのドームツイーターが使われています。



このツイーターで3.2KHz~30KHzをもたせているのですが、

メーカーの説明によると

ツイーターの背圧をコントロールすることで歪を押さえているそうです。

ドームツイーターは

音を発してドームが前後すると、ドーム内側のごく僅かな隙間の気圧が変化します。

例えばドームが前側に動いたとき、ドーム内側の気圧は低下し

ドームを元の位置に動かそうとする力が働きます。

そのために歪が増加したり音の伸びがなくなると言われています。

これを防止するためには

ツイーターの後にバックチェンバーという独立した部屋を設ける方法があります。

スピーカーの中にもうひとつ密閉型スピーカーがはいっているようなイメージです。

ドームによって動く空気の容積に対して十分な大きさのバックチェンバーを設ければ

ドームはストレスなく振動することができるという発想です。

また、バックチェンバーはウーハーが発生する大きな気圧変化も

ツイーターに影響が及ばないようにガードすることができます。


良いことずくめのバックチェンバーですが、

ブックシェルフスピーカーに用いられることはまずありません。

小型スピーカーではバックチェンバーによって

エンクロージャーのウーハーのための内容積が減少してしまい

低音が出にくくなってしまいます。

大型スピーカーでしたら、多少の容積減は痛くありませんが

小型ブックシェルフでは大きな問題です。

そこをあえて設置した設計思想が吉とでているか凶とでているか・・・。

それではいよいよ音を聴いてみましょう!・・・次回に続きます。



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