北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

シソに来る昆虫たち

2012年09月20日 | 庭の出来事
庭に植えてあるシソには沢山の昆虫が来る。
虫の少ないこの時期にこんな魅力的な花はそうないだろう。
今月の16日から18日にかけて暇な時間にシソに来る昆虫の撮影をしたので紹介します

この3日間は晴れで非常に蒸し暑かったです。しかし風が強く撮影にはかなり苦戦しました。


ヒメハナバチやコハナバチは大小様々常に数十頭いてとにかく多いです。



セイヨウミツバチも結構な数が来ます。
しかしシソに来る個体は俊敏でなかなか撮影することができません。



クロスズメバチ
個体数は多いが去年ほどではない。
他のシダクロスズメバチと比べあまりツヤがないように感じられる。でももちろんちゃんとした同定方法で同定してますよ
ちょこまかと動き回り、羽音はミツバチよりも小さいことに気付いた。



ツヤクロスズメバチ
休憩中の個体。
腹部の紋で容易に本種とわかる。
個体数は少なくない。


他にはシダクロスズメバチが来ていたが強風とすばしっこさに負け写真なし…
代わりにシダクロスズメバチだと思ったツヤクロスズメバチを載せます。


写真をよく見るとツヤクロだと判明。シダクロは夏によく見たがこの時期は少ないのかな?
写真左上にクサカゲロウの幼虫がいる。
吸蜜にくる虫を狙っているのだ。



カンバチュウレンジ
近似種にルリチュウレンジがいるので注意。
ハチでは他にギングチバチの一種も来ていた。


コアオハナムグリ
手を使って花を器のように持っているが、実はハナムグリの仲間は花ごと食べてしまうので受粉にはあまり役には立たない。



ハネナガマキバサシガメ
サシガメ類は肉食性で他の昆虫を捕えて体液を吸う。
先ほどのクサカゲロウ幼虫と同じく吸蜜にきた虫を狙う…



ハラビロマキバサシガメ
こちらもハネナガマキバサシガメと同じ目的でシソにいる。
この個体は長翅型。ハラビロマキバサシガメの翅は普段短いが写真のは稀に出る型。
実は庭でハラビロマキバサシガメの長翅型を見たのは2度目。長翅型が出る条件がいいのだろうか。

今年のシソにはまだ目ぼしいハナアブが来ない。
去年のシソにはヘリヒラタアブやスズキナガハナアブといった魅力的な種が来ていただけに今後に期待である。
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