北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

ハチの仲間たち

2014年02月06日 | ハチ目


エゾトラマルハナバチ 2013年8月26日 北広島市
たまに見るマルハナバチの仲間。
この仲間の学名は「ボンブス」といい、丸っこいその体系を見立てて名づけられたという。



オオモンクロベッコウ 2013年8月26日 北広島市
この日、路上でクモを運ぶ本種を2個体見た。
人が近づくとクモから一旦離れ、またクモを運び出す。
一旦離れた時、僕は本種の運ぶイオウイロハシリグモを触って麻酔が効いて動かないことを確認した。
僕が10秒ほど触ったにもかかわらず、数十秒したらまた本種が現れそのクモを運び出した。
今思うとハチにとってかなり迷惑なことをしたが、オオモンクロベッコウの記憶力とクモへの執着心を知ることができた。



ナミギングチ 2013年8月12日 札幌市厚別区
庭の花にたまに来るギングチバチの仲間。
名前の通り普通に見られるハチだと思われる。



オオフタオビドロバチ 2013年9月17日 札幌市厚別区
庭のシソの花に度々来るドロバチ。
黄色い模様の濃さには変異があります。
これはスズバチも同じです。



オオハキリバチ 2013年9月26日 札幌市厚別区
今まで飛翔中の個体しか見たことがなかったので、今回撮影できたのは初めて。
路上を歩いている本個体は少し弱っていたのか飛ぼうとしても体が浮かなかった。


おかげでじっくりと観察することができた。
見た目通り体は甲虫のように堅かった。



ポプラハバチの幼虫 2013年9月26日 札幌市厚別区
桜の幹に居た本種を観察していたらポトッと地面に落ちた。(写真は落ちた後)
この幼虫は僕を敵だと思って、防衛本能で落下したのだろうか。
ハバチの幼虫が体をくの字にそらしているのも見たことがあるが、これも防衛本能によるものだろう。
飛べない幼虫という身分、いかにして生き残るかが導き出した防衛本能は、先祖たちが生き延びた成功例が積み重なった結晶。
そういう視点から見てみると、何かすごく偉大でありがたい光景に立ち会えた気がしてくる。



コガタスズメバチ 10月23日 札幌市厚別区
こちらも生き残りをかけた威嚇の真っ最中。
本種は「ゴミムシ掘り」で材割りをしていたときに出てきたスズメバチ。
掘り出してからすぐに写真のような威嚇態勢に入った。
さらにこの後飛び出すので怖い。
出てくるスズメバチはすべて女王蜂。
他は冬が来る前に死んでしまうのである。

この日、出てきたスズメバチは12頭。
その中の11頭はコガタスズメバチ、残りの1頭はケブカスズメバチであった。
以前も材割りでコガタスズメバチが出てきた経験がある。
コガタスズメバチは朽ちた材で越冬しているということでしょう。
他のスズメバチが殆ど出てこないところを見ると、朽ちた材越冬は少数派?種ごとに微妙に違う環境を好むのかな?
となると今後ゴミムシ掘りをしていくであろうから、別の環境に着目できるようになるとまた新しいスズメバチが沢山出てくるのだろうか。


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