北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

コガラとハシブトガラを比較

2015年12月06日 | 昆虫の飼育やお話など
コガラとハシブトガラは似ていて苫小牧にいた時はよく混成していて悩みました。
僕のブログを「コガラ ハシブトガラ」で検索をかけられる方が多いのでこの際2種をまとめて載せてみました。(この記事に載せているコガラの写真はすべて苫小牧研究林で撮影したものです。)

3年前の記事
ハシブトガラ?コガラ?
今見ると普通にハシブトガラですね。


コガラとハシブトガラの全体像


コガラ


コガラ


コガラ




ハシブトガラ 札幌市厚別区


ハシブトガラ 札幌市厚別区





それぞれの識別点(コ=コガラの特徴 ハ=ハシブトガラの特徴)

・嘴
コ:細く直線的で、会合線が白っぽく見えない
ハ:嘴が太めで、会合線が白い 


・頭部から喉にかけての黒い部分の光沢
コ:ない
ハ:ある


・次列風切外縁の白色 大雨覆いのストライプ
コ:ハシブトガラより目立つ、明瞭
ハ:コガラより目立たない、見えない


・足 指先の鱗
コ:細目、ささくれ立って見えない
ハ:太め、ささくれ立って見える


・尾羽
コ:円尾
ハ:角尾

他ハシブトガラには上嘴基部に小さな三角形の白色部があるそうです。
最も重視されるべき識別点は嘴で基本的にここを見るといいそうです。

冬場バードウォッチャーに出会うと、「西岡にはコガラがいない」だとか、「ここら辺(厚別区)では見たことない(コガラを)」と聞いたことがあります。
居ないわけではないと思いますが僕もこれはコガラといえる個体を札幌では見たことがありません。
苫小牧研究林ではコガラもハシブトガラも多く観察でき、そこで改めてコガラの嘴を観察しました。


嘴、頭部から喉にかけての黒い部分の光沢


コガラ


ハシブトガラ

頭部全体がドアップなので識別点2点を一緒に見てみます。

コガラ   :嘴が細く直線的で、会合線が白っぽく見えない。頭部の黒色部の光沢も感じられない。
ハシブトガラ:嘴が太めで、会合線が白い。頭部の黒色部の光沢が強い。
写真を見る限りまさに解説の通りですね。


コガラの写真集


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


ここからはハシブトガラ


ハシブトガラ


ハシブトガラ


ハシブトガラの幼鳥



コガラは人に対しての警戒心があまりないようです。
特に苫小牧研究林のコガラは特別な様で手を差し伸べたら普通に来ます。
ハシブトガラは恐る恐る。
性格が違いますね。



ガブッ!
手に来たのはヒマワリの種目当て。
ないじゃないか!という表情をしているコガラ。
怒ってしまったようです。(この時手がカサカサで恥ずかしいです^^;)


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コメント (4)
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