イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

靴下を重ねて履く生き方

2024年05月09日 | 在宅介護
ネット記事をいろいろ読んでいたら、
多くの有名人が後期高齢者となる75歳になる前に亡くなっていて、
その原因となるのが、
65歳までの生き方だ、という医師の書いた記事を見つけました。

この話は、私は20年近く前から
何人かの医師に聞いて知っており、
両親の同時介護でくたびれ果てても
65歳までには軌道修正したいものだと考えていました。

と言っても、65歳までの間にむちゃな生き方をしていたら
無理なことなのですが、
幸いにも、持病を56歳で発見され、
2か月に1度の血液検査があり、
医師の管理下になりましたので、
異常があれば、早期発見になりますから、
ほぼ、普通の加齢を歩んでいます。

65歳までの自分のしてきた生き方を貫こうとする人が
75歳までは生きにくくなるそうで
若い時からの考え方をガラリと変えなさい、と記事にも書いてあります。

私はアンチエイジングという言葉が大嫌いで、
ババアになるのが、どこが悪い⁉️とずっと考えているので、
死ぬまでの時間がどうなるのか?
自分が知りたいんです。
両親を見送りましたから、死ぬまでどうなっていくのかは知っています。
ただ、死にゆく両親の気持ちはわからなかった。
次は自分だな、と自覚して生きていく。
とりあえず、戦争ではないから、なんとか布団の上で死ねるだろう。
それで、充分、贅沢じゃないか?

フジコヘミンクさんや桂由美さんは
ご自分を律して摂生されていたんだと思います。
だから、長生きされて、仕事も現役だった。
素晴らしいな、見習いたい、と私は思ってます。

今は、かかりつけ医師の意見も聞きながらの軌道修正中で、
体重は毎日、少しずつ減っています。
栄養に気をつけなければならないけれど。

以前、母のかかりつけ医が話してくれました。
90過ぎたお爺さんが、
「今朝は微妙に寒いから、靴下を1枚多く重ねて履いてきたの。
お嫁さんにタンスから靴下出してもらって」
と話されたそうです。
微妙に寒いことが90歳でもわかり、
お嫁さんに靴下出してほしいと頼み、自分で靴下を重ねて履いてきたんです。

この微妙な寒さが理解できて、
ならば、自分はどうしたら自分の身体を守れるかがわかって
靴下を履かねば冷えるから、という行動に出ることが素晴らしい年のとり方だと、医師は言いました。

アンチエイジングで、せっせと得体の知れない物を塗りまくるより、
こっちの方が私には必要だと思っています。
もちろん、スキンケアもしてはいますが。

母の日のカーネーションを
お嫁さんが贈ってくれました。



息子の最大の親孝行は
彼女をお嫁さんにしたことです。
いつも、お心遣いをありがとうございます。
感謝しています。



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