イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

3枚のイコン

2018年03月24日 | イコン
ご縁をいただいて、
私のところへ、3枚のイコンが来ました。

カトリックの神父様が、
持たれていたイコンだそうです。

乳香の、とてもよい香りがします。
大切にされていたイコンですね。





カナダの作家さんが作られたイコンだそうで、
裏にサインと連絡先が書いてあります。

このイコンの木も、作家さんが作られたものだと思います。

絵は、デコパージュに金箔を貼り、
細かく加筆しています。
きっとキリストには髭がなかったんだと思いますが
髭は男性の威厳を表していますから
髭を描いたんだと思います。





優しい、かわいらしいイコンで、
私は大好きになりました。
大切にしたいと思います。

私が白石孝子さんには
イコンは習えないなと思った理由のひとつに
彼女の口癖である「カトリックの人間ってろくなもんじゃないのよ」を
度々聞いたことがあります。

我が家は父も母も、一応、仏教の家ではありましたが、
カトリック、聖公会に ずっとご縁があります。
ですから、カトリックはよくて、
聖公会が悪いなんて、
一度も両親からは聞いたことがない。
父は津山でしたから、様々なキリスト教会と交流がありました。
私も、カトリックの信徒さんからは、
正教会の悪口など、一度も聞いたことがないのです。

宗教画家である白石孝子さんから度々、
「カトリックの人間は、ろくでもない」と聞いて
母も聞いていましたから、
これは、もうだめだなと思いました。
白石孝子さんは神父の娘ですから、
正教会の神父の家って、
そういう教育を娘にするのでしょうか?

この3枚のイコンは、
カトリックの神父様が大切にされたもの。
大切にしたいと思います。

宗教画家が、教会の善し悪しを口に出すものじゃないと思っています。
宗教は聖職者にまかせたらいいんです。
画家は絵だけ描いていたらいいんです。







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医者と画家の聖人 ルカ

2018年03月11日 | イコン
母の卒業した聖路加国際病院附属高等看護婦学校が開校して、今年で90年。

母が86歳になりましたから、聖路加とほぼ同じ歳月。
私に「医者か看護士になるか、絵を描くか選びなさい」と母に言われましたが、
理数系がさっぱりダメな私。

聖ルカが医者と画家の聖人と知ってからは、
画家でも医療の役に立つと知り、うれしかったのでした。

東北の震災で、たくさんの絵画も流されて、
絵画の記録としての重要性を感じています。

メディカルイラストレーションなどは、
写真では表せないものを、絵なら表せます。
ダヴィンチの世界観。

ヒランダルの聖ルカのイコン。
描かれた当時は、こんなに真っ黒ではなく、
鮮やかな美しい色でした。



聖路加NEWS No.011 と、毎日新聞の聖路加国際大学の広告



毎日新聞の聖路加国際大学の広告より




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2018年の復活祭

2018年03月10日 | イコン
岡山の湿気では、
エッグテンペラはカビがきやすいので、
画材をいろいろ考えているのです。

これは岩絵具です。
完成させて、日本画教室の展示に出してみたい。

2018年の復活祭は、
西方教会は4月1日日曜日、
東方教会は4月8日日曜日。
日が違うのは、使用している暦が違うからです。

私の中では、西方も東方も同じです。
教義の違いの論争は、神職者に任せて、
絵描きは絵を描くだけです。


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花時計