イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

聞かない人

2014年03月13日 | イコン
小保方さんのことを考えていたのですが、

いくら人が「それは違う」と言っても、
本人は「いや、そうだ。間違いない」と言って
人の忠告やアドバイスを聞かない人がいるのだろうと思いました。

私が習っていたイコン画家も、
私の母の聖人を描いてあげるというのですが、
母の聖人は生神女マリアのお母さんのアンナですが、
「美和さんのお母さんはおばあさんだから、
おばあさんの方のアンナよ」と言います。
私は「神父様がつけてくれたので、マリアの母のアンナで間違いない」と言ったのですが、
「あの神父の言うことは信用ならない。
おばあさんのアンナで間違いない」と言い切るのです。

こんな問答が一年間あり、
勝手に違うアンナのイコンを描いているのです。

柳井原教会の2012年最初の会報に
神父が母の聖名をつけた経緯を書いてあるから見てくれ、と伝えると
やっと自分が違うことがわかった様子でした。

いくら「違う」と言ったところで、全く聞かない。
当事者が「違う」と言っているのに、
当事者の言うことがおかしくなったり、
神父の言うことがおかしくなったり、
自分が間違っているとは認めないわけです。

母も私も画家にイコンを描いて欲しいと頼んだわけではなく、
勝手に間違ったイコンを描いて渡してくるのですから
これはどうしたらいいか?と家族で考えましたが
結局、母が気持ち悪がり、画家に返しました。

こういったこと、
人の言うことを聞かない人について
精神科医にも聞いてみましたが、
その人の脳の作り、神経回路が
「自分は間違っていない、正しい」と固定してしまうのだそうです。
私も「この人はこういう人だ」と思うことにしました。
こういったスタイルの画家なのです。

嫌なら、つきあわなければいいだけなので、
別に私たちの生活に支障はありません。
柳井原教会には、母が知らせて
「このように間違えて描かれたイコンはいらない」と伝えました。
画家の娘さんには私が伝えました。

私の弟のお嫁さんも、長年のアルコール依存もあり、
父の実家の墓に固執し、両親や親戚が
「墓の面倒をみていない」とさかんに言うのでしたが、
墓は叔父たちがみることになっており、
私たちはよけいなことはできないので、
関係ない嫁が何を言っているのだろう?と思っていました。
実家の権利者を出せ、とも言ってきました。
「私が売ってくるから、お父さんに権利書を出すように言ってください」と言い出したので、
これは普通の精神状態ではない、として
私も実家を守るために、両親と法的に処置をしました。
アルコール依存症も脳の神経が固定するそうで、
岡山県立大学のアルコール依存症を研究している山下亜矢子先生によりますと、
一度、依存症になると依存自体が脳の中で形成されていて、
その回路というのは、一生治らないそうですから、
我が家の嫁に対する法的な処置は正しかったと思います。
山下先生の女性のアルコール依存症については、
NHK岡山のホームページに詳しく書いてあります。
(岡山ニュース もぎたて!2014年2月26日水曜日放送 女性のアルコール依存症)

弟まで、嫁の影響で大量の飲酒をするようになり、
これは、統合失調症が家族に影響することと同じだと思います。
弟の家のリビングボードには、30本以上の日本酒の一升瓶が飾られており、
弟夫婦ふたりで、まだまだ一升瓶コレクションをすると話していました。
両親に対する暴言も激しくなり、相談した役所や弁護士は老人虐待を懸念しました。
私は公証人を入れて、両親の立場を守りました。
私たちはこの普通でない弟夫婦とは、とてもつきあえませんでした。
依存症は、人の言うことを聞かないという症状が現れます。

誰が見ても「それは違う」と思っていても、
本人は「それは正しい」と信じているので、
小保方さんも自分のしたこと、
コピーアンドペーストでも、
「それは正しい」と思ってしたのではないか?と想像しています。
けれども、「それは間違っている」から大騒ぎになっているのでしょう。
もし、意図的ならば
実に、子どもっぽい精神の持ち主だと思えます。
論文を通してきた側も奇妙ですね。

宗教関係にありがちな「単純ミス」とは
この思い込みのことだと思います。
「あなたに何がわかるの?
私の言うことを聞いていれば正しいのよ」という考えがありがち。
実は、正しくないこともあります。
私たちは
神様でなくて、人間ですから。
間違います。

いろんな人の話すことを
無視せずに聞いてみて
よく考えてみることがいちばんですね。
いろんな人の生き方や宗教や思想を知る必要があります。



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傍にあるもの

2014年03月08日 | イコン


昨日の佐村河内さんの会見で
嘘で騙して稼いだお金の話は出なかったなぁー
お金を騙した人たちに返すとは言わなかったなぁー
と思いながら
玄関ホールのこのスペースの前を通ると
我が家のにゃんこ2号のちびちゃんが
イコンにチューをしようと
背伸びしているではありませんか!

ネコがイコンにチュー⁈
そんな光景を、見たのは初めてですが、
イタリアの路地のマリア様たちは、
高い場所に祭壇が作られていて、
ガラスが貼ってあったりしたから
イタリアのにゃんこたちはなかなか
マリア様たちにチューはできないねと思いました。

このイコンはイコン画家が、
まだきちんとしていたときに描いてくれたもので
私の母親のイコンを間違えて描いたものは画家に返して、
その時に「このイコンは大切にする」と手紙を書いたのでした。
まだ、イコン教室での金箔の独占販売や
金銭トラブルや
修道院建設願望が始まっていない時期だったので、
純粋なイコンと私も感じて、
我が家の中心にかけてあります。
イコンは家の南側の角の天井近くにもかけるのが正しいらしく、
そうしたらいいのですが、
南側の場所がないのです。
南にかけるというのは、
ロシアから見たらエルサレムの方角だからでしょうか?
日本の仏教が西を大切にするみたいに。

画家の修道院建設は
「教会にうちの土地を買い上げてもらって修道院にしたい」と言っていましたが、
私は「正教会が一信徒の土地を買い上げることはしないだろう」と思いました。
修道院を作りたいなら、
家や土地を教会にそっくり寄付したらいいのに、と思いました。
アメリカの修道院での虐待の事件もあり、
オウムのサティアンと同じだと思っている人もいたりで
修道院建設はまわりの理解やいろんな条件が揃わないと難しいと思います。
私は「修道院ができますように」と画家には伝えました。
画家個人の願望でしたから、
私は一切、関わりありません。

いろんな人がいるから、生きていくのはおもしろいのだけど、
違うことは違う!とはっきり言って
表明して生きていかないとね。

宗教も普通の日常の中の生活の一部であって、
すんごい特別!とか、
私だけが正しい!とか
そんなもんじゃないと思うよ。

私が正教会に惹かれた理由は、
イコンと、東北の田舎の田んぼの側にある小ちゃな聖堂。
神様は、
普通に働いて生きていく人間の傍にあるのがいい。
それでこそ、
神様サイコー!
にゃんこや動物たちもお守りくださいね。




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真のグローバル

2014年03月05日 | イコン
正教会のマトシカ(神父様の奥様のこと)と電話で話していたら、
娘さんがご近所のカトリックの幼稚園に通われているとお聞きしました。

それはいい!
幼稚園でも、お家でも、
神様に守られて育つなんて、いいなと思いました。
それが、仏教系の幼稚園であっても、
仏様と神様に守られるなんて
ガッチリ、ダブルでいい!と私は思います。

習っていたイコン画家には
発する言葉にかなりの問題があり、
「この人とのつきあいはいつまで続くだろうか?」と思いながらの10数年のつきあいでした。
人間が40過ぎれば、惑わず。
己れの口から出る言葉には責任をとるべきで、
ましてや聖画を描く人間なら、
言葉が、その画家を表すわけですから、
イコン画家の言うことが、
画家自身の思想を表していると理解しよう、
と私も両親と話していました。

日本正教会の歴史はまだ浅いわけですから、
いろんな考えのイコン画家がいて当然と思いましたが、
「おかしいのよ、
神社なんかで結婚式しちゃって」という言葉を度々聞き、
今の普通の宗教にこだわらない日本人なら神社で式を挙げるだろうと私は思いますが、
このイコン画家の考えはすごく偏った考え方で
お茶をいれてあげても
「私は紅茶にうるさいのよ」と
出してあげたお茶を、
これはいい、あれはダメといろいろ言うので
両親も「家に入れるな」と言う始末。
つまり、
常識あるつきあいはできない人なので、
私はいつかつきあいができなくなるだろうなと予感していました。

正教会が素晴らしくて
他の教会や宗教とは別である、という考え方があって、
これは、イコン画家夫婦の岡山批判と全く同じだなと両親とも話しました。

私の絵を展示しているギャラリーにもやってきて
「こんな絵じゃだめよ!」と言い
こうしなさい、この絵具にしないとだめよ、と言います。
私以外にも、同じことをしているだろうなと思っていたら、
他の作家にも被害者があり、
ギャラリーにも、この態度は嫌われており、
この夫婦ふたりの「他人批判」は
いったいいつまで続くのか?
死ぬまで延々と意地悪爺さんと婆さんをするつもりだろうか?
と考えていました。

オリエント美術館へイコン教室の開催をお願いするときにも
作家たちから「あの人は岡山の悪口ばっかり言っているから
紹介しない方がいいよ」と言われましたが、
それは、もう、60過ぎた人間ですから、
言動は全て本人の責任ですから、
何かあれば、教室で出てくるだろうと思いました。

イコン教室最初の日に
「この金箔は、私にしか売らないって言うのよ」と
金の独占販売を教室で言っており、
どこにでもあるシール状金箔を自分にしか金箔屋は売らないんだと言います。
私は唖然として、
この画家は自分で言っている通り、
「夫が私に苦労はさせなかったから」とか
「神父の娘なんだから、敬われて当然よ」と言う口癖は
この人は本気で思っているんだ、と思いました。

それでも、イコンの知識は知りたかったので
毎日新聞社での教室で
しばらく習いましたが、
イコンを利用した自分の宣伝や
画家のアトリエの手伝ったイベントで
勝手に私の用意した商品をオープニングパーティで食べられ、
その支払いがなかったり、
生徒によって受講料が違うなど
イコン教室内での差別発言や金銭トラブルが次々とあり、
普通の習い事では考えられませんから、
私や数人の生徒は辞めました。

「私はイコンを描いているんだから、
敬われて当然でしょう」と言っていましたから
イコン教室自体、このイコン画家自身の宣伝として使われており、
これは、無理だ、
この人は私が習う画家ではない、
正統な正教会のイコン教室はやはり、
教会内で開催されるべきであって
この先生のイコン教室は
正教会のことなど知らなくても
お金があって、時間がある方の
趣味の教室であればいいのではないかと思いました。
(イコンがお好きで描かれるのは、
全くの自由だと思います)

「主人の作品は、ギャラリーで買ったら10万円もするのよ。
あなた、欲しかったでしょう。
失敗作だけど、あげるわ」と
言われながら渡された失敗作の曲がった花瓶や茶碗は
全てお返ししました。
同じように渡された人の中には
お金を払った人もいたらしくて、
知人は「気持ち悪いから、すぐに割って
捨てた」と言っていました。

この「芸術家」というのは、いったい何なのでしょうか?
私が今まで教えていただいた日本画や仏画の先生たちには
こういう人はいませんでしたから、
結局、最後まで全く理解できないおつきあいでした。

人間を比べたり、差別化するのは
決して宗教とは言えないんじゃないかと思います。
(人を理由もなく攻撃してくる人間は別ですよ。
私はそんな人間は許しませんから)

「岡山の人間はバカばかりだ。
私たちの芸術を理解できない」とよく言っていましたが、
どちらがバカか?
「なぜ、あんな人がイコンを描いているのか?」とよく聞かれましたが、
イコンは誰でも描けますから、
あとは、その人の人間性だと思います。

私は、岡山の悪口を言い続ける人が
絵の先生だなんて嫌だな、と思いましたから
完全に離れました。
人間としては、晩年になる年齢ですから、
私はとてもついていけませんが、
この画家は、こういう生き方なんだと思います。
批判や差別をして生きてきた芸術家夫婦なんだなと理解しました。
この夫婦の娘さんにも、そう伝えてあります。
精神科にかからなければならないのであれば、
ご家族でなんとかして欲しいとも書きました。
イコン画家本人には
「いろんな絵の先生を知っているけど、
こんなにダメ出しの多い人には初めて会った。
イコンはあなたから習わなくても描ける」と手紙に書きました。

このイコン画家より、
神父様方やマトシカ、奥様方は
やはり、修業されていると思いました。
偏った宗教感はナチや詐欺と同じようなものです。
画家の娘さんには「まるでナチのようだ」と手紙の書きました。

真のグローバルは、
中心が頑としてあり、
全てを受け入れるんだと思います。
そして、
本当に強い!
強い人間になろうと私もずっと思っています。

宗教を利用した「私はイコンを描いているんだから、
岡山の人間は私を敬って崇めるのが当然よ」とよく言っていましたが、
そんなのは、うんざり!
「敬え、崇めよ」は、
神様やハリストスやマリアのことであって
イコン画家個人では決してない。
それを勘違いすると、
それこそ、ナチと変わらない。
これは許してはならない考え方ですから、
離れてよかったと思います。





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イコンの板

2014年03月03日 | イコン
子どもたちが描くためのイコン用板。

イコンはいろいろ決まりがあるけれど、
練習はどこに描いてもオッケーだと思います。

一生懸命描いたならば、
ブサイクでファンキーなマリア様でも
神様は赦してくださる、、、?
、、、と、思います!

(^ω^)

北の教会に贈ります!



全部下塗りしたかったけど、
両親の病院通いばかりで
できなくてすみません。
今年もまた手術がたくさんあります。

サンドペーパーもどっさり。
お菓子も入れちゃうよ!

(o^^o)





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花時計