ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(18)

2008-02-06 05:35:56 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
ねこネタを書いたらアクセス数が通常の15割り増しになった。ねこフェチのみなさま、ご訪問ありがとうございました♪

----------

1月10日(木)。この日は、待ちに待ったパスポ受領の日でした。この旅シリーズの(3)(4)に書いた日本大使館に急ぎました。前出のとおり、地下鉄や地上駅が集中するコムソモーリスカヤ駅(Комсомольская)近くに移転したので、大変便利になりました。

更新が面倒なので青→赤タイプに変更して申請しました。最近パスポートがIC内蔵のタイプに変わったとのことで、早速中を拝見。何か厚紙のようなものが入っています。この中にICが入っているようです。スキャンしてもらうと個人情報が表示されました。日本のハイテクノロジーを駆使して作成されたパスポ。
ス、スゴイグレイト!


-----

その後はすぐ移民局(ОВИРオビール)に行って、ビザの再発行をしてもらいに行きました。移民センターは地下鉄タガンスカヤ駅(Таганская)近くにあります。

中に入りましたが、守衛さんは扱いがぞんざいでした。
「貴様何用で来た!」
とでも言いたげな表情&口調。こちらが部屋を訪ねると「105号室だ!」と怒鳴られました。これから独房に入りに行くのではないか、と錯覚してしまいそうでした。

窓口がある105号室に入りましたが、UVF(ビザ更新)窓口担当者(女性)も扱いがぞんざいでした。
もの凄い速さで捲くし立てられました。
しかも移民用法律用語で。

もう少しゆっくり話してもらうようにお願いしたり、手続きの最後に確認のために訊いてみると、
「はぁ~?」
というような馬鹿にした表情をしたり、思い切り溜息をついたりして悪態をつかれました。

日が悪かったのでしょうか?ソ連時代の悪しき風習がここだけ残っているのでしょうか?前にタチの悪い移民でも押し寄せてきたのでしょうか?私は犯罪者じゃないぞ!

結局、この場でビザの再発行はされませんでした。ここではパスポ情報をPCに少し打ち込んだだけ。スタンプやスプラーフカ(照会書)などは貰えませんでした。訊けば、ムルマンスクの移民局でやりなさいとのこと。新旧パスポは必ず携行しなさいと言われました。

-----

復路は、穴が開いて無効になった旧パスポと、記述やスタンプなどが全く無い新パスポ、これだけで移動しなくてはなりません。「滞在許可がまだあるんだぞ、いま手続継続中なんだぞ」という目に見える「証拠」がないまま。途中で性悪警官などに遭って難癖つけられたら太刀打ちできるかな、不安でした。

空気の悪い移民局をサッサと後にしました。
(つづく)