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ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

'08年8月~11月のオーロラ観測記録

2009-01-18 07:12:21 | オーロラ

いやぁ、13~15日までマイナス20℃の天気が続いてしまいましたよ。
マイナス20℃ってどんな気温だか想像つきますか?

・顔の皮膚がなんとなくこわばる(キャー)。

丁度厚化粧した人が「笑うと化粧にヒビが入るから笑わせないで!」なんていうでしょ。きっとあんな感じ・・・(キャーマジー?)。
・鼻毛が鼻息で凍り始める。なんとなくシャリシャリする(キャー)。
・唇がなんとなく痺れ始める(キャー)。

筆者はマイナス30℃まで経験したことがありますので、この程度ではビックリしません。
あれは97年シベリア日食を見たときだったなぁ(しみじみ)


ちなみにムルマンスクでは、
マイナス20℃以下くらいになると、登校禁止となり学校はお休み
マイナス30℃以下くらいになると、出勤禁止となり会社はお休み
になるらしい。詳しくは州憲法を見ないとわかりませんが。
だから15日リングアの日本語教室でお休みが多かったのか?!
いま大学は定期テストシーズン最中ってこともあって少ないみたい。
筆者ちゃんと出勤したのにぃ・・・・


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さて。
今期のオーロラ観測記録('08年8月~11月)を纏めてお知らせします。

8月
09~11日、16~18日、20~21日、24~25日 ※5日に1度観測された、ということになる

9月
02~04日、05~07日、14~16日、20~22日、29~30日 ※4日に1度観測された、ということになる

10月
01~04日、09~13日、16~17日、25~26日、28~31日 ※3日に1度観測された、ということになる

11月
05~09日、12~13日、15~16日、21~22日、24~27日 ※3日に1度観測された、ということになる


わはっ。結構観測されたんですねw。

詳しくはムルマンスクの天文クラブ「オリオン」のサイト
http://murmago.narod.ru/
をご覧下さい。

操作方法:
「オリオン」のサイトの左メニューから「ПУБЛИКАЦИИ→Данные наблюдений」を選び、
Прогноз магнитных бурь и полярных сияний」のラジオボタンをクリック、月(Месяц)と年(Год)を選んで「Просмотреть отчет」をクリック!


オーロラ写真展のお知らせ♪

2008-09-03 05:11:01 | オーロラ
ムルFAN、オーロラFAN、またはいずれでもない方。
はーい、大変長らくお待たせしました

ロシアの北極圏にある大都市・ムルマンスク市で撮影された、幻想的なオーロラ写真の展示会を開催します

詳しくはムルマンスク情報「アリョーシャ」をご覧下さい(下のURLをクリック)。

http://www.murman-navi.info/ ←これクリック!


p.s.昨日ムルマンスクの気温は+2℃。みぞれが降りました

3月のオーロラ出現予報【修正版】

2008-03-15 20:39:33 | オーロラ
2008年3月のオーロラ出現予報の修正版が届きました。
<2008年3月出現予報>
3月7~8日
3月21~23日
3月26~29日

新月 3月7日
満月 3月21日


下は、2008年2月に実際観測されたオーロラデータです。
<2008年2月観測結果>
2月9~10日
2月24~25日
2月29日~3月1日 (2月28日も観れましたwww)

新月 2月7日
満月 2月21日
太陽活動極小期で期待薄でしたが、結構観れました。ふふふ。

ひさびさのオーロラ

2008-02-29 06:29:08 | オーロラ
28日の20時頃、東から天頂を通り西へ伸びる淡緑色のオーロラを見ました。
出現時間は10分くらい。濃紺の夜空にゆら~りと揺れていました。
絵はその時の様子を画像編集ソフトで描いたもの。私の部屋の窓は全て東を向いているので、このように見えました。

それから昨日地元の天文クラブに伝兵衛さんと参加したのですが、そのときに天文クラブ会長のビクトルさんから3月のオーロラ予報を聞くことができましたので、お知らせします。
3月3,4,30,31日の以上4日間です。
筆者は学校準備のためこれらの日に長々と空を見ることはできませんが、見かけたらUPしようと思います。

雲の上に現れたオーロラ?

2008-01-29 20:26:44 | オーロラ
1月29日(火)13時頃、外出からの帰宅途中に、七色に輝く絹雲を見ました(写真右上)。
最初は何の現象かわからず、
「わぁ♪虹色に輝く雲だぁ~♪なんて綺麗なんだろ~♪でもなんて現象だろう。あとで天文おぢさんに訊いてみようっと♪」
などと胸躍らせていました。

同日17時前。家主からの電話で、「いまオーロラ見えているわよ♪」
慌てて窓をみるとまだ少し明るい。この時間に、この明るさで見えるのか?

更に慌てて部屋を出て、家の窓とは反対側にある踊り場の窓から見てみました。
すると、ブ厚い雲が淡い七色に光っていました(写真左上)。昼に見たものよりかなり大きかったです。
「ああ、昼頃に見たのもオーロラだったのか・・・・・・。」

その後、天文おぢさん率いる天文クラブの人から、この現象の正式名称を聞きました。「真珠母雲または真珠雲(Перламутровые облака)」と言うそうです。オーロラの発生メカニズムとは違い、超微細氷粒に光が屈折してできるらしい。極めて珍しい現象なのだそうだ。写真下はその人から貰った写真なのだが、撮影時間は15:15。私が見たのは13時頃と16:30頃。目撃方角も一緒だったので、もしこれらが全く同一の雲だったら、実に3時間45分もこの真珠母雲が発生していたことになる・・・・・・!!!

以下は真珠母雲を掲載しているサイト:
真珠母雲(ウィキペディア)・・・・・・詳細説明あり。
Atmospheric OpticsのHP(英語)・・・・・・空で起こる素敵な自然現象の写真満載
JARE(南極観測)のHP
エルエルさんのblog

こんな神秘的な現象を1日に2度も見れて幸せでした。

オーロラ観測結果(8月&9月)

2007-11-03 02:40:18 | オーロラ
ご無沙汰。
ムルマンスクから、8月及び9月のオーロラ観測結果が届きました。

  8月 1回
  9月 6回

 この結果は飽くまで「観測された」です。ちょっと少ないかな?
 曇天雨天雪天のときには、たとえオーロラがガンガン出現していてもカウントされませんし、晴天のときでも観測者の都合でカウントできなかったものもあります。予めご承知置きください。
 現在、太陽活動は極小期(1サイクル=11年)にあたり、この影響で例年よりも観測された回数は少なくなりました。この影響も考える必要があります。
 来期はまた上り調子でしょう。
 後日この結果をグラフ化したものをHPの方で紹介しようと計画しています。

 そういえば中学で黒点観測チームに参加したのはこの2サイクル前。群にもなってない極ヂミ~で孤独な黒点しか出ず、寂しい思いをしたことを思い出す。あの頃は猪突猛進型の天キチでした・・・。懐かしいですな。


今季初のオーロラ

2007-10-02 18:39:20 | オーロラ
 ちょっと前の話になりますが、こちらに赴任してすぐの9月21日(金)夜半にオーロラを観ました。ちょうど現地交流団体会長宅から帰宅しようとしていた時でした。

 南方の空に高度20度に、経緯10度の大きさで出現したオーロラは淡い緑色をしていました。10分以上は出現していたでしょうか。生憎愛機ペンタックス一眼レフを持参していなかったので、その様子を脳裏にしっかり焼き付けて、お絵かきしてみました。使用ツールはシャーペン、蛍光ペン(緑、黄)、ボールペン(緑)。

 最近は雨天曇天ばかり続いて、気分が凹みます。陽気は日本の冬くらい。

 今度こそは夜間外出時には一眼レフ持参を。