夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

白いトウモロコシをハウス栽培する理由

2021-05-06 07:12:23 | ブログ


茶色と黒の画像ばかりです。

一昨日、遅くまで頑張ったおかげで、昨日は予定を変更してピュアホワイト(白いトウモロコシ)の種を植えることができました。

トウモロコシの栽培方法は露地だと思います。
でも、ピュアホワイトをハウス栽培する理由が三つあります。



つ目の理由。
白いトウモロコシの特徴は、先ずは白い、皮が柔らかい、そして、甘い。だと思います。
トウモロコシは基本的に自家受粉(自分の花粉で受精する)ですが交雑も可能です。
近く(半径500メートルぐらい)に黄色いトウモロコシを栽培しているとします。そのトウモロコシの花粉が風にのって白いトウモロコシにかかって受精をします。
すると、白いトウモロコシが黄色い粒が混じったまだらのトウモロコシになるのです。
我が農園の周りには農家やら家庭菜園をされている方が多い。だから、時期をずらす為にハウスの中で育てます。

結局、雄花が咲きだしたところで屋根はとるのですが、その頃(6月下旬)にうち以外でトウモロコシの花が咲いていることはありません。
だから、うちのトウモロコシは真っ白なのです。



つ目の理由。
輪作です。5棟のハウスしかないので、どうしても輪作が必要です。
間にトウモロコシを入れることで、肥料分の偏りを軽減してくれます。



そして、最後は早さですね。
生育はビニールハウスの中なので、7月中旬には実が収穫できます。無農薬で育てるので、早い方が害虫の発生も鈍く、
更に、水の管理ができるので美味しさも他のトウモロコシと比べ物にならないと思います。
これが白いトウモロコシをハウス栽培する理由です。

スーパーで白いトウモロコシはいくらぐらいでしょうかね・・・?
150円だとして、農家の取り分は一本100円以下でしょうな。
たとえ100円貰えたとして、40メートルのハウスに植えたのが1200本分、歩留まりを考えると1000本。1棟(40メートル)で10万円ですか、、、、。
そこから肥料代とビニール代を引けば、、、、。6~7万円。
ビニールハウスでトウモロコシを育てるにはそれなりに理由が必要ですね。
因みに、我が農園での販売は価格は一本200円で計算。
1000本で20万。労働時間で見れば妥当な作物だと思います。



嫁の力を借りて早く終えることができました。――――「ありがとう!」
さて、今日は潅水の機材のセットを行って、路地でスナップエンドウを挑戦しようと思っているので、その準備かなぁ~。
お天気、、、特に風次第かな、、、、、?――――「本当に風が強い日が多い」
今日から北海道も少し気温が上がるようです。桜がそろそろ開花しそう。
皆様も、素敵な一日をお過ごしくださいね。それでは!

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『作業メモ』
ピュアホワイト種まき終了。マルチ作業で3~4時間
作業時間


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