夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

2021年度第一回一般質問

2021-03-09 07:28:12 | 議員報告


融雪が進んでますね。今日は一日晴れ!明るい一日になりそうです。
それでは今日行う予定の一般質問の原稿です。午後からかな・・・?
村長に向けた質問になります。時間がありましたら傍聴にお越しください。

***************************************************

コロナ禍での舵取りについていくつか村長に質問させて頂きます。
尚、この質問には最近新聞や国会でもよく使われるカタカナ文字を多く使いました。
使っている私自身もかなり知識にうとく、時代に置いて行かれている感がありますので、情報を共有して頂く為にも注釈を付けながらお伝えしますのでご了承ください。

 先ずは、コロナが時代を早めたと言われています。デジタル化としては、リモート(職場以外の遠隔行う仕事)、ネットショッピング、サブスクリプション(映画や音楽が定額で利用できること)などが身近に溢れ、押印の見直し、マイナンバーカードやマイナポータル(政府が行うオンラインサービス)の利用など行政に関わる改革も徐々に始まろうとしています。
昨年度、第二回定例会能登議員の「パラダイムシフト(その時代や分野における認識や思想、社会全体の価値観などが革命的に変化すること)についてどう対応していくか?」と言う質問に対し、村長は「社会的な価値が革命的に変わることは考えにくく、更に地方は緩やかな変革になるだろう」との答弁でしたが、あれから半年がたち、社会のニーズは都市、地方に関わらず急速にデジタル社会にシフトされています。
自由民主党政務調査会が示した『デジタル日本2020』では、パンデミック(感染症などの世界的流行)を前提とした今と未来の政策が明確に示され、デジタルトランスフォーメンション(デジタル改革、DXと呼ぶ)に対応する道筋が明確に提言されています。
そこで改めてになります。パラダイムシフトに備えた動きが必要だと感じますが、今の変化を村長はどう見ているかお知らせください。

 目の前に現れた大きなうねりに対応していくには時に明確な指針が必要になるものです。
赤井川村も平成28年に示された2025プラン(総合計画)と赤井川村人口ビジョン、赤井川村創生総合戦略が村の指針もしくは指標になるのかと思います。
令和2年に創生総合戦略の一部改正、更に今定例会で2025プランの後期が示されましたが、コロナ前に作られたことに一抹の不安を感じています。
特に住民の皆様にアンケートを行っていますが、住民の意識も今回のコロナ騒動で大きな揺らぎが生まれたのではないでしょうか。
新たにプランを作り直すと言うことではなく、5年先を見越した赤井川村の計画が時代に取り残された指針にならない為に、
新たな拾い出しと柔軟な対応が必要ではないかと感じていますが、村長のお考えをお聞かせください。

 コロナは時代を早めただけではなく生活様式の最適化も教えてくれました。
接触から非接触に、密から疎に、生活様式において、マスクや手洗いの重要性は今後も続いていくものと感じています。そして、ウイズコロナ社会を安心して過ごす為にも役場の勤務環境にも工夫が必要ではないでしょうか。リモートワーク(職場外で仕事をすること)に適応していくための就業規制や労働条件の修正、または要件の緩和など、出来うる最適化が必要だと感じていますが、現実問題としてなにか対応策があればお聞かせください。

 デジタル社会において問題になるのがデーターのバイアス(情報が偏っていることによる認識の歪み)やネットのリテラシー(適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現すること)による不公平な取り扱い、それと、オールド世代とスマホ世代のデジタルデバイド(ICT ( 情報通信技術 )の 活用機会や活用能力の有無によって生じる社会的な格差)ではないかと思います。9月にできるデジタル庁長官の平井大臣は自信のHPに「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」とありますが、その為には住民の窓口になる自治体の役割は大きくなると思います。
地方に行けば行くほどデジタルギャップを埋めることは大きなハードルです。一方で、マイナンバーカードの普及や預金口座との紐づけはコロナの給付金で見られた対応から国策として動き出す気配です。
光ケーブルのインフラ整備が終わった時点で、デジタルデバイドを緩和する為の、丁寧な取り組みが必要だと感じますが村長の率直なお気持ちをお聞かせください。

 平井大臣は「今まで国と地方、通信上のネック(ボトルネック)だったベンダーロックイン(メーカーの独自技術による為に生まれたサービスやシステムへの乗り換えが困難になる現象)を解消しなければいけない」と発言されています。業務を妨げていたベンダーロックインが解消されるとクラウドサービス(手元のデーターやソフトウエアーをネットワーク経由で提供するサービス)を利用した中央と地方のトップダウン(
指令)にもスピード感が出るものと思いますが、ここでポイントとなるのは人材です。
必要になるのはビジネス力、データサイエンス力、データーエンジニア力(これはデーターの管理や整理を行う能力)の三つのエレメント(素材)を兼ね備えた人材もしくはチームではないかと思います。
これは私の想像で間違っていたら申し訳ありませんが、赤井川村の職員を見ていると優秀な文科系人材はいても理系の人材が少なくデーターサイエンス(数理学的にデーターを解析する能力)に弱点を感じています。
人材育成に付いては以前にも質問しましたが、人材の足りない部分は輸血するか生み出すしかない。
オンラインセミナーを活用した人材育成、企業からデジタル分野に秀でた人材の派遣又は出向、少しのんびりした話になりますが理系の大学に進学もしくは進学しようと志す赤井川村出身の生徒への奨学金を通して、将来の赤井川村への人材投資など、少しでも早い手を打つべきだと考えます。
大学で習う程度の文理基礎学力をリベラルアーツと呼ぶようですが、リベラルアーツの差が、自治体格差、地域格差を生み出すことを避ける為にもご検討を頂きたい課題だと認識していますが如何でしょうか?

 最後の質問です。いつもヒヤヒヤさせられる村長のフェイスブックですが、
2月3日、厚労省が発表した接種アプリcocoaの不具合に対し、投函した村長の記事を一部切り取って読ませて頂きます。
「出てすぐダウンロードしてそれなりに信じて出張していた。愚かにも周りにも薦めていた。これだけアホな政府笑うしかない」
更に、コメント欄には「cocoaはスマホのメモリーの無駄だからアンインストールした」とか、その後、もっと酷い言葉が続くので、あえて止めておきますが、村長の立場としてcocoa(接触アプリ)をどうお考えでしょうか?
村民を守ると言う意味でもスマホを持っている人に対し、利用をお願いする立場にあるはずです。
特に、接触アプリの重要性は、今後、海外との交流や、オリンピックなどで利用を検討されているヘルスパスポートにもつながるITソリューション(ビジネスやサービスについて抱えている問題や不便を解消する為に提供される情報システム)で、ワクチン接種や免疫の有無、新たな感染症対策に重要なツールとして期待されている施作です。
残念ながら、まだまだ利用者は少ないようですが、このようなアプリはバイアス(プログラムの偏り)が発生しやすく、システムがアップロード(更新)される際に書き変わる事がある。これはOS(コンピューターのベースとなるシステム)でも絶えず想定しておかなければいけない事で、不具合は改善の為にアップデート(データの書き換え)され、アップロードがシステムの強靭化を図るのです。特に新しいアプリはある程度の誤差を想定して扱うのが基本で、データー社会の宿命でもあるのです。
確かに、入れていた接触アプリが機能していなかった、一時的な欠陥に腹を立てるのは構いませんが、立場ある首長が、その裏で働く人達のことも想像しないで軽率に政府を批判する。
「あまりに酷いな」と感じますが、ご意見をお聞かせください?

***************************************************

最後まで読んで頂きありがとうございます。
家を出るまで資料を眺めていたいと思いますので今日はこれで終わり。
尚、村長からの答弁は正確を期する為、議事録を待って紹介したいと思います。



最後はテンちゃんの画像を見て素敵な一日をお過ごしください。

◆◆◆ 畑の様子を紹介しています。宜しければフォローをお願いします。
連農園HP(野菜の価格表が見れます) https://yumebatake.sakura.ne.jp/
インスタ(畑の写真を多く掲載) https://www.instagram.com/yukinoren/?hl=ja
Facebook(ブログの紹介) https://www.facebook.com/shigeru.muraji
議員報告をご覧になりたい方はカテゴリー(PC版は左バナー、スマホはトップページ上部)をお選びください。
メールアドレスはHPのトップページ右下に貼り付けてあります。面倒でも連農園のHPからご連絡ください。