夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

炎と煙のカーニバル♪「このことは秘密にしておくんだよ、さもなければこの子の命はあ~ぶ・な・い」と

2014-12-11 08:00:00 | 農業
ようやく『SEKAI NO OWARI』のニューアルバムが発売されるようですね。紅白の出場も決まり年末に向けてブレイク必至のアーティスト。はたしてどんなアルバムになるのかホントに楽しみですね~。

さて、2014年を振り返る特集第二弾は畑に目を向けてアスパラ編。二回にわたってお伝えします。
パチパチパチ~!



この二枚の画像から今日の記事のタイトルがインスパイア―されました。アスパラの作業で春一番に行う作業です。―――前年度育った枝を集めて焼く作業。結構、重労働でやらない農家さんもいるようですが、古い枝にはどうしても病気や菌がいるので、良いアスパラを獲るためにもやっておきたい作業ですね。

さて、この「前年度育った枝」と言う言葉を理解できる人が何%いるでしょうか?


これがそうですね。この画像に写るアスパラは今年の秋に撮ったもの。今年の役目を終え地面すれすれのところで刈り取られています。

ここまで読んでチンプンカンプンの方たちに向けてアスパラの生態について書かないといけませんね。

アスパラと言うのは多年草植物です。野菜の大半は春に種を植えて秋に収穫すると言った一年草が多いので違和感を感じる方がいると思いますが、アスパラは果樹のように一度種を植えると条件さえ良ければ何年も這えて収穫することができます。丁度、今年新たにアスパラの植えたのでその画想をご覧ください。



マルチィングと言いますが、保温保湿効果や雑草を生やさない為にビニールを地面に貼り、その中にアスパラの幼苗を植えました。この苗は7月に種を撒いて約70日ビニールハウスで育てたものです。
この苗から立派なアスパラを収穫するまでには、条件にもよりますが2~3年はかかります。つまり根を広げて多くの栄養を蓄えられる大人の苗に育てなければいけないのです。


この画像は爆弾低気圧が通り過ぎて、畑のアスパラが見事に将棋倒しされた時の画像です。大人になった苗は人間の背丈を超え1m50㎝ぐらいになります。このぐらいになると毎年美味しいアスパラが獲れるわけですね。

一年のサイクルは、5月~6月一杯が収穫期間。収穫を止めて親の発芽。

7月~10月が生育期間。11月には枯れて12月~4月までは雪の下で眠ります。
そして、4月の雪解けとともに収穫期間が始まります。
朝、日の出とともに始まる収穫作業。収穫作業の風景は次回にご紹介します。


つづく。