楽しく愉快な人生を

ー いつも模索しながら ー

「不機嫌な天使」像を眺めて

2014年06月05日 | 日記

5日(木)は、近畿地方の梅雨入り2日目です。朝方鬱とおしいお天気でした。昼から雨のつもりでいましたが、凄まじい西風があり、逆に晴天になりました。変?!

千里中央の阪急朝日ビルの隅っこに「不機嫌な天使」という名前の青銅像が置いてありました。日展特選2回受賞の安部鉄太郎さんの作品であるそうです。どこが不機嫌なのか、ちょっと見た感じでは読み取れません。見る限りでは平然と遠くを見つめているように見えます。天使という宗教的な像は、ギリシャ教・イスラム教・キリスト教その他にあるそうでローマなどの神話にも多く出現するものです。一般宗教的には 愛の使いとか、神の子とか、神子等と言われて最高の神の使いの表現を勝ち取ってきています。翼を持った、飛び回る可愛い天使が今のように絵になったのは、1800年代と聞きます。歴史的には、浅いです。でも不機嫌になる理由が分かりません。性格的に状況次第で好き嫌いがあったのでしょうか。翼を持った宗教的な天使像は、もちろん架空の想像から出来上がった”子ども”(年上でも少年)がモデルです。邪心を入れないで、神の命ずるままに動くというある種のロボット(遠隔操作型)でしょうか。不機嫌という一人前の人間的自立心が出た自分の感情を持った像ということでしょうか。それなら、都合のいい宗教ロボットではないような感じがしました。不機嫌でもいいです。歴史的に大人になれ、天使よ、とエールを贈りたくなります。