
「カラス丸」に乗ったルフィ、サンジ、ウソップの3人は、流されるままに"神の島アッパーヤード"へと乗り込んで行った。
いや、乗り込むというよりは、連れて行かれたと言った方が正しいのかもしれない。

神の島アッパーヤードは、巨大な森で覆われた島で、入口には"ヴァース"が並べられていた。
入口を入ってすぐ、たくさんの船の残骸が重なるように溜まっていたが、すぐにその理由がわかった。
森の入り口は、両側から巨大な鎌がふりこのように襲い掛かってくるのだ。
なんとか巨大斧を脱出すれば、次は巨大空ヤツメウオが大量に襲い掛かってくる。
そこを交わしてようやく辿りついたのは、"試練の門"だった。

「沼」の試練、「鉄」の試練、「紐」の試練、「玉」の試練のいずれかを選択して進めということらしい。

その頃、神の島アッパーヤードの奥深くに連れてこられていた、ナミ、ゾロ、ロビン、チョッパーの四人もこの島に手こずっていた。
入り江の真ん中にポツンと建てられた小さな祭壇場の上に、船ごとあげられて立ち往生していたのだ。
しかも、祭壇の周りの海には、大量の「空サメ」がうようよとエサの落下を待っていて、泳いで渡ることは出来そうにない。

だが、ゾロは「神がいるんだろ?ちょっくら会ってくる」と出かけようとしていた。
"神"の恐ろしさを知るナミは、ゾロを止めるが、ゾロは「悪ぃがおれは"神"に祈ったことはねェ」と
不敵に笑った。

ロビンも、この祭壇が1000年以上前の遺跡だとみて考古学者の血が騒ぎ、島を探検したいと
言い出した。ロビンの「宝石でも見つけてきたら、助けになるかしら?」の言葉にナミも着いていくと
いいだし、チョッパーだけが船番に残ることとなった。
祭壇の上まで伸びる森の木に絡みつく「蔓」を利用して、3人は向こう岸へと渡っていった。
3人を見送った後、チョッパーは気づく。
「一番危ないのはおれだっ!!!!」
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