ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

120話 赤鬼が泣いた (リトル・ガーデン-7)

2015年10月30日 | アラバスタ編




一世紀の永い戦いに、決着がついた。

ブロギーが振り下ろした渾身の大斧が、Mr.3の策略によって足を滑らせて倒れたドリーの頭上に力いっぱい振り下ろされ、ドリーは血を吹き上げて膝をつき、そのまま地面に倒れこんだ。


倒れたドリーの傍らに立ち尽くしていたブロギーは「・・・・7万・・・3千・・・467戦・・!!1勝・・・」と絞り出すようにつぶやいた。ブロギーは泣いていた。




だが、その戦いにわって入るように、他の誰かの声がした。「ハッハッハッハ!!勝って嬉し泣きカネ。とりあえず『ごくろう』と言っておこうか。」
ドリーは「嬉し泣きだと・・・・!?貴様に何がわかる!!何者だ・・!!!」と怒りを顕にした。

何者だと尋ねられたMr.3は、自らを『造形美術家』と称し、ミス・ゴールデンウィークのことを『写実画家』と呼んだ。
「なお、君はすでに私に捉えられている」
ブロギーが気付いた時には、ブロギーの足元に大量の"ろう"があり、両足をがっちりと掴んでいた。これにはさすがの巨体も抵抗できず、地面に倒れこんだところを、さらに体の上から大量の"ろう"が流し込まれ、巨体がみるみる固まっていく。
「貴様・・・何を・・・・!!!?」とのブロギーの問いに、Mr.3は髪の毛の「3」に火を灯しながら答えた。
「何って、作品を作るに決まっとろーガネ」



Mr.3は、『ドルドルの実』の悪魔の実の能力者で、体から出す"ろう"を自在に操る"キャンドル人間"であった。



一方、ドリーによって身動きがとれなくなったルフィとビビ、そこに合流したウソップは、決闘場から血が噴出するのを目撃する。その血が物語るこの100年の結末は、あまりにも悔しく虚しいものだった。
ルフィは、ドリーの言葉(これは戦いの神エルバフの下した審判、おれには加護がなかった・・・)の言葉を思い出したが、やはりこんな形での決着なんて、到底納得の出来る事ではなかった。
ルフィは悔し紛れに「誰だァァアア!!!!出て来ォオオオオオオーーーーーい!!!!!」と大声で叫んだ。

すると、敵はむこうからルフィ達の前に現れた。


Mr.5と、ミス・バレンタインだ。
2人は、ボロボロになって気を失ったカルーを地面に叩き付けた。
カルーを鳴かせて、ビビ王女一人をおびき出そうとしたのだが、カルーが殴られても蹴られても決して鳴くことなく耐え続けたのだという。ビビは、カルーをひどい目にあわせたこの二人に、敵意をむき出しにした。

これを聞いていたウソップも、「お前らが巨人達の決闘を邪魔したのは・・・!!」と怒りを顕にした。
ウソップは【必殺火薬星】をお見舞いしたが、爆弾男Mr.5は爆発をものともせず、逆に【鼻空想ノーズファンシー】で鼻くそ爆弾の攻撃をくらった上、ミス・バレンタインの【1万キロプレス】で地面に埋め込まれて意識を失った。

ルフィは、身動きがとれない事をいいことに、Mr.5に執拗に「ウィスキーピーク」での報復として、顔面に【足爆キッキーボム】をくらい続けた。ルフィに、身動きのとれないジレンマが襲うが、そのまま意識を失った。

ビビも果敢に【クジャッキースラッシャー】で立ち向かうも、Mr.5にあっけなく掴まってしまう。「まだお前らを殺しゃしねぇよ、Mr.3に言われて、たださらいに来ただけだ」と言いながらビビの首を締め上げた。

ビビは、Mr.3の名を聞いて顔色を変えた。






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