もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

22 笑いさざめく少年少女? … (メジロさん)

2023-02-20 13:02:34 | 家から半径1㎞で出合った野鳥たち

身近な野鳥を探し始めた頃

メジロさんには

なかなか会えなかった。


どこにでもいる小鳥…と

聞いていたのに、オカシイなあ。

うちの近所にはいないのかなあ。


ところがあるとき、住宅街の植木の中から

古くなった冷蔵庫?蛍光灯?って

音が聞こえてきて…


「もしかしたら何かの鳥さん?」


立ち止まって目を凝らしてたら

深緑の葉っぱの奥で

ちっちゃな黄緑色が動いた!


「音」はプッツリなくなって

よくよく見たら、他にもいる。

 
ちょこまか動き回って

なかなか「顔」がわからないけど

勝手にメジロさんってことにした。

 

もっとず~っと後になって

木の葉も落ちて、カラカラの季節

ナンキンハゼの実が目立つ頃

さ~っとやってきて、さ~っと次へ移る

小鳥の群れに会うようになった。


たくさんいるし

食べるのに夢中?で

ウグイス色の小さな身体と

白い輪っかの眼がわかる。


「ああ、やっぱりメジロさんだ」



さらにその後、春の桜の季節になって

蜜を吸いに来てるのを

普通に見かけるようになった。


仲間と一緒のことが多くて

全然じっとしててくれない。


風の中を、オシャベリしながら

走っていくこどもたちのよう。


「ご近所さん」ができたような

昔懐かしい気持ちになって

ちょっと嬉しかったのを思い出す。

 

 

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