眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

『瞳をとじて』

2024-09-07 15:29:46 | 映画・本
(監督・原案・共同脚本:ビクトル・エリセ 2023 スペイン) ただじっと見ているだけで、なぜか心地よい… そんな映画と、わりと相性がいい方です。(内容がちゃんと理解できてるかどうかに、本人はあまり拘りません) 自分がさまざまな予備知識(スペイン内戦前後の歴史とか監督の履歴とか)を欠いているせいで、映画の中で起きていることの意味が、よく分かっていないのだとは思います。主人公の映画 . . . 本文を読む
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『この国の空』(録画)

2024-09-01 18:18:21 | 映画・本
(監督:荒井晴彦 原作:高井有一 2015 詩:茨木のり子) この映画の作り手が何を表現したかったのか、わたしは映画の最後の最後で、わからなくなりました。(この映画についてメモしておきたいのはそこなので、唐突な書き出しになりました) 映画のラスト、茨木のり子の有名な詩「わたしが一番きれいだったとき」が流れます。(読んでいる声は里子のものです) けれど、主人公里子の最後のセリフは「わたしの戦争 . . . 本文を読む
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