いやーー、台湾のアイドルグループでは実はS.H.E.が一番好きなんだが(かといってアルバム全部集めるというほどじゃないが)、ようやく台湾語の歌を新アルバムに入れてくれた。 76チャンネルMTVで流れていたので、気づいた。
その名も「我愛雨夜花」(goa2 ai3 u2-ia7-hoe)。台湾語歌謡の名曲(私はあまり好きではないが)「雨夜花」の旋律を使った同曲へのオマージュで、トラッドな味わいのあるラップだ。
S.H.E.は若手アイドルの中では台湾語がうまいほうなので、わりと安心して聞ける歌になっている。
S.H.E 我愛雨夜花 @youtube
メジャーなアイドル系は出す曲は北京語ばかりだったが、2年くらい前に蔡依琳が台湾語のオールディーズなナンバー「墓仔埔也敢去」のカバーを出したり、男は興味がないが周杰倫もアルバムに一曲は必ず台湾語を入れているみたいだし、阿妹もAmit阿密特という名前で「好膽你就來」アイドルの間でも台湾語ナンバーを出す傾向が出てきている。それについにS.H.E.も加わったことになる。いいことだ。
youtubeにアップされている別のバージョン、HIT FMのバージョンでは、「三人とも台湾語はあまりうまくないので」といっているが、S.H.E.は若手アイドルの中では、台湾語はうまいほうだと思う。
3年くらい前になると思うが、三立台湾台の「黃金夜總會」という台湾語主体の歌謡バラエティ番組に出演したときに、澎恰恰、賀一航と台湾語で掛け合いをやっていたが、南部出身のEllaはかなりうまかった。というか、普通に掛け合いができていた。
台北の外省人家庭出身で北一女→師大というインテリコースのSelinaでもかなり台湾語はできていたし、Hebeも新竹の純粋ハッカ人で、人見知りする性格のためか、このときはあまり話していなかったが、ハッカ語もできるし台湾語もうまいという話はある。
ところが、台湾語運動界は、あまりこういう動きと連動しようという頭がなくて、Amit阿密特の「好膽你就來」のMVが、教会ローマ字がバックに流れる部分があるということで、かろうじて話題になっただけだ。うーん、頭が固いね。
特に、S.H.E.、台湾語運動界を含めた深緑系の間では、2008年に「中國話」という中国マンセー歌を歌ったことで自由時報にもバッシングされたためか、なぜか不評。
でも、中国のネットでは間歇的に「S.H.E.は台独派だ、ボイコットしよう」というう噂が流れるわけだが、2008年だかに台湾高鉄で移動中に李登輝と出くわしてサインをねだったという話もあるし、三人ともオフでは中国なんか行かずに日本に行くわけだし、中国でバッシング対象になるのもまんざら理由がないことではなさそうだけど、深緑はそう思わないらしい。
そもそも、台湾のメジャーな芸能人はみんな中国でもコンサート開いて稼いでいるし、マネージメントは香港人が多いから、マネージメント会社にいわば操られているアイドルたちとしては、本心では中国が嫌いだが、営業上いやいやながらも中国と付き合っているというのが本当のところだろう。だからこそオフの時はそろいもそろって中国なんかには行かずに、日本に行く。台湾アイドルのプロフ集なんか見ていると、「行きたい国」では日本が多く、欧米や東南アジアもあるが、中国と書いているやつは外省系も含めてゼロ。これが本心だろう。
まあ、深緑って、思い込みが強いから、芸能人やビジネスマンみたいに「表と裏の使い分けが必要な人たち」にも「思想的忠実性と一貫性」を求めて、それに反すると、「やつらは中国派」とレッテルを貼ってしまう癖がある。でも、運動家と芸能人じゃ、住む世界と論理が違うんじゃ?自分の生きかたを勝手に他人にも強要しちゃ駄目だよ。てか、こういう視野の狭さと、幼稚な身勝手さって、台湾人全体の傾向だけどさ。
台湾には本当の意味での思想的過激派などいなくて、深緑だって台湾ナショナリズムを深めていないところがあるんだが、それでも深緑が過激派扱いされがちなのは、そうした「異分子排撃の排他性の論理」が強いためだろうね。
大体、「台湾独立は近づいている」といいながら、そうやってS.H.E.までも「中国派」だといって排除しちゃったら、台湾独立なんてぜんぜん広がりがないことになっちゃうw。芸能界にも台湾独立が広がっていなかったら、どうやって独立するんですか?ww
いっていることが自家撞着、内部破綻しているわけだが、もっとも台湾人はフィリピン人と同じで論理的なつながるを求めることが苦手w。
まあ、このあたりが台湾人が漢民族なんかじゃなく、徹底してマレー系だからなんだろうけど。論理がなくて支離滅裂なのはマレー系の特徴。一方、漢民族なら間違っていても論理はある。台湾人が漢民族だったらとっくに独立していたのに、と最近つくづく思う。
と脱線したが、S.H.E.の新曲。なかなか良い。AMITのも良かったが、曲調はかなり演歌っぽいから、トラッドでそれでいて現代的な趣のこういう曲のほうが、若者には聞きやすいだろう。
その名も「我愛雨夜花」(goa2 ai3 u2-ia7-hoe)。台湾語歌謡の名曲(私はあまり好きではないが)「雨夜花」の旋律を使った同曲へのオマージュで、トラッドな味わいのあるラップだ。
S.H.E.は若手アイドルの中では台湾語がうまいほうなので、わりと安心して聞ける歌になっている。
S.H.E 我愛雨夜花 @youtube
メジャーなアイドル系は出す曲は北京語ばかりだったが、2年くらい前に蔡依琳が台湾語のオールディーズなナンバー「墓仔埔也敢去」のカバーを出したり、男は興味がないが周杰倫もアルバムに一曲は必ず台湾語を入れているみたいだし、阿妹もAmit阿密特という名前で「好膽你就來」アイドルの間でも台湾語ナンバーを出す傾向が出てきている。それについにS.H.E.も加わったことになる。いいことだ。
youtubeにアップされている別のバージョン、HIT FMのバージョンでは、「三人とも台湾語はあまりうまくないので」といっているが、S.H.E.は若手アイドルの中では、台湾語はうまいほうだと思う。
3年くらい前になると思うが、三立台湾台の「黃金夜總會」という台湾語主体の歌謡バラエティ番組に出演したときに、澎恰恰、賀一航と台湾語で掛け合いをやっていたが、南部出身のEllaはかなりうまかった。というか、普通に掛け合いができていた。
台北の外省人家庭出身で北一女→師大というインテリコースのSelinaでもかなり台湾語はできていたし、Hebeも新竹の純粋ハッカ人で、人見知りする性格のためか、このときはあまり話していなかったが、ハッカ語もできるし台湾語もうまいという話はある。
ところが、台湾語運動界は、あまりこういう動きと連動しようという頭がなくて、Amit阿密特の「好膽你就來」のMVが、教会ローマ字がバックに流れる部分があるということで、かろうじて話題になっただけだ。うーん、頭が固いね。
特に、S.H.E.、台湾語運動界を含めた深緑系の間では、2008年に「中國話」という中国マンセー歌を歌ったことで自由時報にもバッシングされたためか、なぜか不評。
でも、中国のネットでは間歇的に「S.H.E.は台独派だ、ボイコットしよう」というう噂が流れるわけだが、2008年だかに台湾高鉄で移動中に李登輝と出くわしてサインをねだったという話もあるし、三人ともオフでは中国なんか行かずに日本に行くわけだし、中国でバッシング対象になるのもまんざら理由がないことではなさそうだけど、深緑はそう思わないらしい。
そもそも、台湾のメジャーな芸能人はみんな中国でもコンサート開いて稼いでいるし、マネージメントは香港人が多いから、マネージメント会社にいわば操られているアイドルたちとしては、本心では中国が嫌いだが、営業上いやいやながらも中国と付き合っているというのが本当のところだろう。だからこそオフの時はそろいもそろって中国なんかには行かずに、日本に行く。台湾アイドルのプロフ集なんか見ていると、「行きたい国」では日本が多く、欧米や東南アジアもあるが、中国と書いているやつは外省系も含めてゼロ。これが本心だろう。
まあ、深緑って、思い込みが強いから、芸能人やビジネスマンみたいに「表と裏の使い分けが必要な人たち」にも「思想的忠実性と一貫性」を求めて、それに反すると、「やつらは中国派」とレッテルを貼ってしまう癖がある。でも、運動家と芸能人じゃ、住む世界と論理が違うんじゃ?自分の生きかたを勝手に他人にも強要しちゃ駄目だよ。てか、こういう視野の狭さと、幼稚な身勝手さって、台湾人全体の傾向だけどさ。
台湾には本当の意味での思想的過激派などいなくて、深緑だって台湾ナショナリズムを深めていないところがあるんだが、それでも深緑が過激派扱いされがちなのは、そうした「異分子排撃の排他性の論理」が強いためだろうね。
大体、「台湾独立は近づいている」といいながら、そうやってS.H.E.までも「中国派」だといって排除しちゃったら、台湾独立なんてぜんぜん広がりがないことになっちゃうw。芸能界にも台湾独立が広がっていなかったら、どうやって独立するんですか?ww
いっていることが自家撞着、内部破綻しているわけだが、もっとも台湾人はフィリピン人と同じで論理的なつながるを求めることが苦手w。
まあ、このあたりが台湾人が漢民族なんかじゃなく、徹底してマレー系だからなんだろうけど。論理がなくて支離滅裂なのはマレー系の特徴。一方、漢民族なら間違っていても論理はある。台湾人が漢民族だったらとっくに独立していたのに、と最近つくづく思う。
と脱線したが、S.H.E.の新曲。なかなか良い。AMITのも良かったが、曲調はかなり演歌っぽいから、トラッドでそれでいて現代的な趣のこういう曲のほうが、若者には聞きやすいだろう。